「今まで泊まったホテルの中でベスト3に入る」——夫婦そろってそう言い切れる旅館に、子連れで出会えるとは思っていませんでした。
島根県・玉造温泉にある佳翠苑 皆美(かすいえん みなみ)に、家族(大人2人+子ども)で宿泊してきました。結論から言うと、子連れ・サウナ好き・旅行好き、全員が5点満点を付けた、完璧といえる宿泊体験でした。
贔屓目なしに正直なレビューをお届けします。
特に子連れ旅行を検討している方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
佳翠苑 皆美とはどんな旅館?

佳翠苑 皆美は、島根県松江市・玉造温泉に佇む純和風の老舗高級旅館です。玉造温泉は「神々の湯」として古くから知られ、日本最古の美肌温泉のひとつ。その温泉地の中でも格別の存在感を放つのが、この佳翠苑 皆美です。
昭和27年に松江の老舗旅館「皆美館」の別館として開業。数寄屋風造りの建築と美しい日本庭園が融合した空間は、訪れるだけで気分が高揚します。客室は全100室以上あり、和室・和洋室など様々なタイプが揃っています。
基本情報
- 施設名:佳翠苑 皆美(かすいえん みなみ)
- 所在地:島根県松江市 玉造温泉
- 温泉:玉造温泉(美肌の湯)
- 客室数:100室以上(和室・和洋室など)
- 大浴場:9階展望風呂+1階大浴場
- サウナ:女湯「玉肌の湯・浮舟」に低温サウナ完備
- ラウンジ:庭園ラウンジ「茶蔵楽」、フリードリンクラウンジ「天地」
- キッズ施設:キッズルームあり
表示は選んだ日程・人数での滞在合計(最安)です(税込・各社の表示基準)。 楽天トラベルは1泊ずつの最安を合計しているため、1つのプランで通して予約した場合の金額とは異なることがあります。 子どもの料金は年齢帯(未就学児は食事・布団の要不要、小学生は学年)で大きく変わるため、 上で選んだ内訳をもとに計算しています。Agoda は区分ごとの代表年齢で計算した目安です。 実際の年齢や宿・プランの扱いによって金額が変わることがあるため、最終的な金額はリンク先でご確認ください。 料金と空室はリンク先の表示が最新です。
アクセスと到着
玉造温泉は松江市内から車で約20分ほどの場所に位置します。出雲縁結び空港や松江駅からもアクセスでき、出雲大社や松江城観光と合わせて訪れるのが定番ルートです。
旅館の入り口に足を踏み入れた瞬間から、空気が変わります。
整えられた日本庭園、端正な数寄屋造りの建築、そして丁寧に出迎えてくれるスタッフ。「あ、いい旅館に来たな」と直感的に感じる、あの感覚がありました。予約時に子連れであることを伝えておくと、より細やかな配慮をしていただけるので、事前に一言添えておくのがおすすめです。
公式サイトに出ている数字も押さえておきます。JR玉造温泉駅からは車で5分、出雲縁結び空港からはタクシーで約30分。駅からのお迎えは15:00〜18:00の対応で、事前予約制です。飛び込みで頼めるものではないので、電車で向かうなら予約の段階で申し込んでおいてください。
帰りの送りは便が決まっています。2026年10月31日までは8:50と10:00の2便、11月1日以降は8:30・9:30・10:10の3便と案内されています。子連れだと朝の支度が読めないので、10時台の便があるかどうかは日程を組むときに効いてきます。閑散期に入って3便になるほうが、実は子連れには動きやすい構成です。
客室:和室の安心感が子連れには最高

今回宿泊したのは和室もついた「雲のね」のお部屋。ベッドも用意されていましたが、希望すれば和室に布団を敷いていただけるのが、子連れとしてとても嬉しいポイントでした。
小さな子どもとの旅行で最も心配なのが「ベッドからの落下」です。子どもが寝返りを打っても、転がり落ちる心配がありません。
広い畳の空間は子どもが動き回っても余裕があり、窓からは美しい風景が望めます。子どもを寝かしつけた後に夫婦でぼんやりと外を眺める時間は、旅の中でも特に贅沢なひとときでした。
客室は3つの館に分かれている|「雲のね」は全室 源泉かけ流し温泉付き
100室以上と聞くとひとつの大きな建物を想像しますが、実際は「西の館」「喜多の館」「東の館」の3つに分かれ、そのなかでさらにフロア帯ごとに名前が付いています。公式サイトの客室ページを整理すると、次のような構成です。
| 館 | フロア帯の名称 | 主な客室タイプ |
|---|---|---|
| 西の館 | 天ゆらプレミアムフロア(8階) | 和ベッド温泉露付プレミアムスイート/同DXスイート(源泉かけ流しの露天風呂付き)/和洋室アニバーサリースイート |
| 天ゆら(6〜7階) | 和ベッドヒーリングモデレート/和ベッドプレシャスモデレート/ユニバーサルルーム(源泉かけ流しの内風呂付き・7階) | |
| 飛天(3〜5階) | 和ベッド/洋室シングル(3階) | |
| 喜多の館 | 吉祥(3〜6階) | 和ベッド温泉露付プレミアムスイート/同DXスイート(タイプA・B)/和ベッド内風呂付/和室12.5畳+8畳(2階) |
| 雲のね(3〜4階) | 和洋室/洋室ツイン。全室が源泉かけ流しの温泉付き | |
| ゆの里(5階) | 洋室ツイン | |
| 東の館 | 瑞光(3〜5階) | 和室 |
子連れの視点で押さえておきたいのは3点です。
- 「雲のね」は全室が源泉かけ流しの温泉付き。大浴場に連れて行きにくい月齢でも、部屋で温泉に入れられます。我が家が泊まったのもこの「雲のね」でした
- 喜多の館の「和室12.5畳+8畳」は2間続き。子どもを寝かせた隣で大人が起きていられる構造は、寝かしつけのある旅では効きます
- ユニバーサルルーム(7階)にも源泉かけ流しの内風呂があります。ベビーカーや祖父母同行で段差が気になる場合の選択肢になります
ただし各タイプの広さ(㎡・畳数)と定員は、和室12.5畳+8畳を除いて公式サイトに数値の記載がありません。人数がぎりぎりのときや、布団を並べられるかを確かめたいときは、予約前に問い合わせたほうが確実です。
子連れ評価(★★★★★ 5点)
①和室に布団を敷いてもらえる安心感
子どもが深夜に動き回っても安全な布団での就寝。布団はふかふかで子どもも気持ちよく眠れたようで、夜中に一度も起きることなく朝までぐっすり。親もしっかり休めて、翌朝の気持ちよさが段違いでした。
②キッズルームの充実
館内にキッズルームがあり、小さな子供は館内で飽きずに過ごせます。こういった空間があるだけで「親の余裕」が生まれ、旅行の満足度が大きく上がります。
③赤ちゃん・乳幼児への細やかな配慮
夕食時には、小さな子供がいるということを伝えると、ベッドインベッドを用意していただけました。食事中が一番気が緩んでいるタイミングなので、このような配慮は非常に助かります。
朝のバイキングは席を子連れ家庭で集めていただけるので、周りの迷惑をそこまで気にせず食事をすることができるのも嬉しいポイントです。
温泉とサウナ(サウナ好き夫:★★★★★ 5点)

「今まで泊まった宿のベスト3」と夫が言い切った理由のひとつが、温泉とサウナのクオリティです。
※写真はお部屋についている露天風呂です。
玉造温泉の湯:日本最古の美肌の湯
玉造温泉は奈良時代の書物にも記されるほど古い歴史を持ち、「神々の湯」「美肌の湯」として知られます。佳翠苑 皆美では9階の展望風呂と1階の大浴場の2カ所で楽しめます。9階展望風呂からは玉造温泉の街並みを一望でき、特に夕暮れ時の景色は格別。入浴後は肌がしっとりと潤うのを実感できます。
サウナ:温泉との組み合わせが絶妙
女湯「玉肌の湯・浮舟」には低温サウナが設置されており、温泉との組み合わせでしっかり体が整います。腰かけの湯あみスペースもあり、ゆったりとした設計。夫は「温泉もサウナも文句なし」と大満足でした。
ラウンジ:これが本当に素晴らしかった

家族全員が声をそろえて絶賛したのがラウンジの充実ぶりです。
フリードリンクラウンジ「天地」
チェックイン後の15時〜22時、翌朝7時〜9時半まで利用できる無料ラウンジ。生ビール・ワイン・日本酒・コーヒー・ノンアルコールカクテルに加え、ケーキ・マカロンなどのスイーツが食べ放題・飲み放題です。
夫は「お酒とケーキが美味しすぎる」、妻は「ジュースとケーキが美味しすぎる」と大絶賛でした。また、島根のご当地お菓子やナッツ類もあり、夕食前のひとときをここで過ごすだけで旅の満足度が大幅アップします。
※ラウンジを使える部屋と使えない部屋があるのでご注意ください。
庭園ラウンジ「茶蔵楽」
美しい日本庭園を眺めながら、地元のお茶と和菓子を楽しめるラウンジ。朝7〜10時、午後14〜22時に利用可能。庭を眺めながらいただくお茶は、旅の疲れを癒す特別な時間でした。
夕食:のどぐろ1人1匹、日本海の贅沢

圧巻の一品——のどぐろが1人1匹
夕食で最も感動したのが、のどぐろ(アカムツ)が1人1匹提供されるという贅沢さです。「白身のトロ」とも称される高級魚で、料亭で単品注文すれば数千円はする一品。それが夕食コースで1人1匹とは驚きの豪華さです。
脂がたっぷりと乗った身は口に入れた瞬間にとろけ、最高の体験をすることができます。
※のどぐろの写真は撮り忘れました…。
島根の食材を贅沢に使ったコース料理
島根和牛の上品な甘さ、日本海で揚がった新鮮な魚介類——どの一皿も素材の質が高く、板前の技術がそれをさらに引き立てます。「食事が豪華すぎる」という言葉がそのまま感想で、量も満足すぎるほどであり、大食漢の夫もお腹がはち切れそうになっていました。
朝食も充実
夕食のインパクトが強かったですが、朝食も島根の食材を使った和定食でしっかりレベルが高く、炊きたてのご飯と出雲そばで朝から大満足。朝食前にラウンジでコーヒーをいただいてから食堂へ向かう流れも自然で、旅館全体の時間設計が丁寧だと感じました。
名物は鯛めし|松江「皆美館」から受け継いだ料理
のどぐろの印象が強かったので体験のほうを先に書きましたが、この宿の料理には系譜としての名物があります。公式サイトが挙げているのは次の4つです。
- 鯛めし(皆美家伝料理)
- 宍道湖のしじみ汁
- 宍道湖七珍の鱸(すずき)の奉書焼き
- 島根和牛ステーキ
鯛めしは、明治21年創業の松江「皆美館」から受け継がれた家伝料理です。ほぐした鯛の身に卵の黄身と白身、薬味を合わせ、だしをかけて食べる形式で、山陰の郷土料理として知られています。だし茶漬けに近い食べ方なので、味の濃いものが苦手な子どもでも取り分けやすいのは、子連れにはありがたいところです。
朝食は公式サイトによると和洋50種類以上のビュッフェ。ただし部屋タイプや宿泊人数、予約状況によっては和朝食での提供になる場合があると明記されています。ビュッフェ前提で「子どもが食べられるものを選べばいい」と考えていると、当てが外れることがあるので、気になる場合は予約時に確認してください。
なお昼食の営業は11:30〜14:30です。チェックアウト後に館内でもう一食、という組み方もできます。夕食の形式・会場・時間、子ども向けメニューやアレルギー対応については公式サイトに記載が見当たらないため、必要なら予約時に確認するのが確実です。
各視点の評価まとめ
| 視点 | 評価 | ハイライト |
|---|---|---|
| 子連れ | ★★★★★(5点) | 和室に布団・キッズルーム・ベビー設備充実 |
| サウナ好き夫 | ★★★★★(5点) | 温泉・サウナ最高/ラウンジのお酒とケーキ絶品/のどぐろ感動 |
| 旅行好き妻 | ★★★★★(5点) | ラウンジのジュースとケーキ絶品/食事豪華/のどぐろ感動 |
当サイトの評価(5点満点)
こずれたび編集部では、実際に宿泊した宿をすべて同じ5項目・5点満点で採点しています。宿ごとに基準がぶれないよう、子連れ/犬連れ/風呂サウナ/食事/コスパの5項目で統一しました。総合点は該当する項目の平均です。当てはまらない項目は「該当なし」と表記し、総合点の計算から除いています。
お風呂は3か所|浴場ごとに営業時間が違う
ここは意外と見落とされがちなのですが、館内の湯は3か所あり、営業時間がそれぞれ違います。子連れだと「寝かしつけのあとに交代で入る」という動き方になるので、締めの時刻は先に把握しておいたほうがいいです。
| 浴場 | 営業時間(公式サイト記載) | メモ |
|---|---|---|
| 玉肌の湯「浮舟」(女湯) | 15:00〜24:30/5:00〜9:30 | 低温サウナあり。パウダールームにベビーベッド設置 |
| 木肌の湯「浮殿」(男湯) | 15:00〜24:30/5:00〜9:30 | ベビーベッドの設置は公式に記載なし |
| 展望風呂「天遊の湯」 | 15:00〜23:00/6:00〜9:30 | ここだけ時間が短い |
泉質はいずれもナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)と案内されています。玉造温泉が「美肌の湯」と呼ばれるのは、この硫酸塩泉と塩化物泉の組み合わせによるものです。
実際に組み立てるときのポイントは2つです。ひとつは展望風呂だけ夜23時で終わること。子どもを寝かせてから、と考えていると入りそびれます。もうひとつは大浴場が朝5時から開くこと。子どもが起きる前にひと風呂、という動き方ができるのは、子連れの旅ではかなり大きい利点です。
女湯のパウダールームにベビーベッドがあるのも、大人ひとりで赤ちゃんを入れるときに効きます。ただし男湯側の設置については公式サイトに記載がありません。父親がひとりで入れる予定なら、ここは確認しておいたほうが安全です。
もうひとつ、館内には足湯があります。おむつが取れていなくて大浴場に入れられない月齢でも、足湯なら一緒に温泉の気分を味わえます。「せっかく温泉に来たのに子どもは湯に入れない」という場面での逃げ道になるので、覚えておくと使えます。
子連れ・犬連れ設備チェック
子連れ・犬連れで宿を決めるときに、毎回問い合わせることになる項目をまとめました。数字と可否は公式サイトの記載にもとづいています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ベビーベッド | 客室への貸出は公表情報では確認できず。本記事のとおり、和室に布団を敷いてもらう対応だった。なお女湯・玉肌の湯「浮舟」のパウダールームにはベビーベッドの設置あり |
| 添い寝・子ども料金 | 公式サイトに記載なし(要問い合わせ) |
| 離乳食 | 持ち込み可。あたため対応あり |
| ベビー用品の貸出 | おむつ替えシート/紙おむつ捨て場所/希望に応じてオムツペール/子ども用食器・カトラリー/キッズメニューの提供 |
| お風呂の子ども利用 | 公表情報では確認できず。おむつが取れていない子の入浴可否は宿によって扱いが異なるため、予約時に直接ご確認ください |
| キッズスペース | キッズルームあり(絵本・おもちゃ。無料、15:00〜21:00) |
| 犬の同伴 | 公式サイトに記載なし(要問い合わせ) |
※2026年7月26日に島根県観光連盟「しまね Kids Fun Trip」佳翠苑皆美(2023年4月掲載)および公式サイト館内施設ページで確認した内容です。設備・料金は変更される場合がありますので、予約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
こんな人に特におすすめ
- 小さな子どもを連れた家族旅行で、安全に眠れる宿を探している方
- 本格的な温泉とサウナを楽しみたいサウナ好き
- 日本海の旬の海鮮、特にのどぐろを味わいたい方
- 食事・温泉・ラウンジ・空間すべてに妥協したくない方
- 出雲大社・松江城など島根観光の拠点を探している方
館内で過ごす|ラウンジは3か所、中庭に手湯と足湯
子連れの旅で効いてくるのは「部屋の外に、子どもを連れて行ける場所がいくつあるか」です。この宿はそこが厚めでした。公式サイトの記載を整理すると、ラウンジは3か所あり、性格がそれぞれ違います。
| ラウンジ | 内容(公式サイト記載) |
|---|---|
| 皆美プレミアムクラブ 天地 | フリードリンク(ソフトドリンク/アルコールは夜のみ)、お菓子、おつまみ |
| ステイラウンジ 香昴茶 | 健康茶 |
| 庭園ラウンジ 茶蔵楽 | コーヒー、地元のお茶、お菓子(有料) |
無料か有料かが分かれているので、そこは押さえておいてください。フリードリンクなのは「天地」で、庭園を眺める「茶蔵楽」のコーヒーとお菓子は有料です。
中庭の「うるわしガーデン」では、手湯・足湯と、美肌の湯を顔に浴びる「美顔入浴」が体験できると案内されています。前に書いたとおり、おむつが取れていない子は大浴場の可否が公式に明示されていません。足湯なら月齢を問わず一緒に温泉に触れられるので、「せっかく玉造温泉まで来たのに子どもは湯に入れない」という場面の受け皿になります。
なおうるわしガーデンとラウンジの利用時間・料金は、公式サイトに具体的な記載が見当たりません。チェックイン時に確認しておくと、滞在の組み立てが楽になります。
ここまでの時間をつなぐと、子連れの一日はこう組めます。15:00にチェックインしたら、まず中庭の足湯で子どもを温泉に触れさせる。夕食のあと、キッズルーム(無料・15:00〜21:00)で遊ばせて、21:00の閉室で切り上げて寝かしつけ。寝たあとに大人が交代で大浴場(24:30まで)へ行き、翌朝は5:00から開く大浴場を使う——という流れです。展望風呂だけは23:00で終わり、朝も6:00からなので、そこだけ別枠で考えてください。
よくある質問
Q. お風呂は何時から何時まで入れますか?
A. 公式サイトによると、大浴場(女湯「浮舟」・男湯「浮殿」)が15:00〜24:30と5:00〜9:30、展望風呂「天遊の湯」が15:00〜23:00と6:00〜9:30です。展望風呂だけ夜が1時間30分早く終わり、朝は1時間遅く始まります。
Q. おむつが取れていない子も大浴場に入れますか?
A. 公式サイトに記載が見当たりません。温泉宿によって扱いが大きく分かれる項目で、明確に不可としている宿もあります。我が家が泊まったときはミルクの時期で大浴場を利用しなかったため、実体験としてもお伝えできません。赤ちゃん連れの場合は予約時に電話で確認してください。なお女湯のパウダールームにはベビーベッドの設置があります。
Q. 離乳食は持ち込めますか?
A. 持ち込み可で、あたための対応もあります。あわせて、おむつ替えシート、紙おむつの捨て場所、希望に応じたオムツペール、子ども用の食器・カトラリー、キッズメニューの用意があると案内されています。
Q. 客室にはどんなタイプがありますか?
A. 公式サイトによると100室以上あり、和室、和モダンなベッドタイプの和洋室、源泉かけ流しの風呂が付いた客室、特別室が用意されています。各タイプの室数までは公表されていません。赤ちゃん連れなら、ベッドからの落下を気にしなくてよい和室が扱いやすいはずです。
Q. どんな旅館ですか?(歴史・館内の雰囲気)
A. 公式サイトによると、明治21年に松江で創業した「皆美館」の別館として玉造温泉に開かれた旅館です。料理も「老舗旅館『皆美館』より受け継がれた伝統の味」と説明されており、日本海の旬の食材を使った内容になっています。館内は庭園、庭園を望むラウンジ、中庭を巡る「うるわしガーデン」という構成で、全室・館内全域で無料Wi-Fiが使えます。
Q. 部屋のお風呂で温泉に入れる客室はありますか?
A. あります。喜多の館の「雲のね」は和洋室・洋室ツインとも全室が源泉かけ流しの温泉付きです。ほかに西の館「天ゆらプレミアムフロア」の温泉露天風呂付きスイート、7階のユニバーサルルーム(源泉かけ流しの内風呂付き)、喜多の館「吉祥」の温泉露天風呂付き・内風呂付きの各タイプがあります。おむつが取れていない子の大浴場利用が公式に明示されていないぶん、部屋で温泉に入れる客室は赤ちゃん連れの現実解になります。
Q. 朝食はビュッフェですか?
A. 公式サイトでは和洋50種類以上のビュッフェと案内されていますが、部屋タイプ・宿泊人数・予約状況によっては和朝食での提供になる場合があると但し書きがあります。子どもが食べられるものを選びたい場合は、予約時に確認しておくと安心です。
Q. Wi-Fiは使えますか?
A. 使えます。公式サイトによると全室および館内全域で無料Wi-Fiが利用できます。子連れの旅では、寝かしつけの前に動画を見せる、上の子に静かにしていてもらう、といった場面で通信環境がそのまま滞在の落ち着き具合に効いてきます。館内全域というのは、ラウンジや中庭でも切れないということなので、部屋の外に出やすくなります。
Q. チェックインは何時からですか?
A. 公式サイトにチェックイン・チェックアウトの時刻の記載が見当たりません。ただし駅からのお迎えの対応が15:00〜18:00、帰りの送りが8:30〜10:10の便であることから、その時間帯が目安になります。到着が18時を過ぎる見込みなら、送迎が使えるかどうかも含めて事前に相談しておいてください。
Q. 駅からの送迎はありますか?
A. あります。お迎えは15:00〜18:00の対応で事前予約制です。JR玉造温泉駅からは車で5分、出雲縁結び空港からはタクシーで約30分と案内されています。帰りの送りは2026年10月31日までが8:50と10:00の2便、11月1日以降は8:30・9:30・10:10の3便です。
Q. ラウンジのドリンクは無料ですか?
A. ラウンジは3か所あり、扱いが違います。「皆美プレミアムクラブ 天地」はフリードリンク(ソフトドリンク/アルコールは夜のみ)でお菓子・おつまみも用意されています。「ステイラウンジ 香昴茶」は健康茶、庭園ラウンジ「茶蔵楽」のコーヒー・地元茶・お菓子は有料と案内されています。利用時間は公式サイトに記載がないため、チェックイン時に確認してください。
Q. 子どもが遊べる場所は館内にありますか?
A. 絵本やおもちゃのあるキッズルームが無料で15:00〜21:00に利用できます。ほかに中庭を巡る「うるわしガーデン」と足湯があり、部屋で飽きたときの逃げ場になります。
まとめ:家族全員が満点をつけた「また行きたい旅館」
佳翠苑 皆美は、旅行に対して異なる期待を持つ家族全員が、帰り道に口をそろえて「よかった」と言える旅館でした。子どもは安全に眠れる和室の布団とキッズルームで楽しく過ごし、サウナ好きの夫は温泉とサウナでととのい、旅行好きの妻はラウンジのスイーツとのどぐろの夕食に感動した。
「子連れだから高級旅館は難しいかな」と思っている方にこそ、ぜひ訪れてほしい場所です。
子どもへの配慮が行き届いているからこそ、親も心から寛げる——そんな旅館が玉造温泉にあります。
今まで泊まったホテル・旅館のベスト3。迷っているなら、ぜひ行ってみてください。
予約前に確認しておきたいこと|公式に書かれていない項目
今回あらためて公式サイトを読み直したうえで、子連れにとって重要なのに公式には書かれていない項目を並べておきます。ここは推測で埋めず、予約時に電話で確認するのが確実です。
- おむつが取れていない子の大浴場・展望風呂の利用可否(記載なし。温泉宿によって扱いが大きく分かれる項目)
- 男湯側のベビーベッドの有無(女湯「浮舟」のパウダールームには設置あり)
- 客室ごとの広さ・定員(和室12.5畳+8畳を除いて数値の記載なし)
- 添い寝の可否と子ども料金(記載なし)
- 夕食の形式・会場・開始時間、子ども向けメニュー、アレルギー対応(記載なし)
- ラウンジとうるわしガーデンの利用時間(記載なし)
逆に言えば、これ以外は公式サイトで確認できます。電話で聞くべきことがここまで絞れていれば、予約前のひと手間はそれほど負担になりません。
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同じ玉造温泉にある「松乃湯」も子連れ目線で調べています。貸切露天風呂が4タイプあり、うち2つは公式が明確に子連れ向けと書いている宿で、佳翠苑 皆美とは性格がかなり違います。大浴場に連れて行きにくい月齢なら、貸切風呂のある宿と読み比べてみてください。

