
サウナ好きが宿を選ぶとき、いちばん気になるのは「サウナがあるかどうか」ではありません。サウナと水風呂と外気浴が、どういう位置関係で並んでいるかです。サウナ室を出てから水風呂まで廊下を歩く、水風呂から外気浴スペースまで階段を上がる。そのわずかな移動のあいだに、せっかく高まった熱がどんどん逃げていきます。
施設紹介のページには「サウナ付き」「水風呂あり」と書いてあっても、その3つがどう配置されているかまで書かれていることは多くありません。実際に泊まってみて初めて、動線の良し悪しがわかる。だからこそ、サウナ目当ての宿選びは情報が集まりにくいのだと思います。
今回紹介する「P’s Wood 伊豆高原(ピーズウッド伊豆高原)」は、静岡県伊東市にある一棟貸しの貸別荘です。国産檜のログハウスに、源泉かけ流しの温泉大浴場と露天風呂、そして国産檜のバレルサウナが備わっています。2025年3月にオープンした比較的新しい施設で、最大12名まで宿泊できます。
結論から言うと、サウナの動線という一点においてかなり満足度の高い宿でした。ただし、自然のなかに建つログハウスである以上、季節によっては避けられない側面もあります。良かったところも、覚悟しておいたほうがよいところも、どちらも書いていきます。
この記事でわかること
- P’s Wood 伊豆高原の基本情報(部屋数・定員・チェックイン時刻・設備)
- 温泉大浴場・露天風呂・バレルサウナそれぞれの仕様
- サウナから外気浴までの動線が、実際どうだったか
- 予約前に知っておきたい注意点(季節による虫のこと)
- どんな人に向いていて、どんな人には向かないか
なお、価格やスペックは改定されることがあります。ご予約前には公式サイトで最新の情報をご確認ください。
表示は選んだ日程・人数での滞在合計(最安)です(税込・各社の表示基準)。 楽天トラベルは1泊ずつの最安を合計しているため、1つのプランで通して予約した場合の金額とは異なることがあります。 子どもの料金は年齢帯(未就学児は食事・布団の要不要、小学生は学年)で大きく変わるため、 上で選んだ内訳をもとに計算しています。Agoda は区分ごとの代表年齢で計算した目安です。 実際の年齢や宿・プランの扱いによって金額が変わることがあるため、最終的な金額はリンク先でご確認ください。 料金と空室はリンク先の表示が最新です。
P’s Wood 伊豆高原とはどんな宿か
P’s Wood 伊豆高原は、静岡県伊東市富戸にある一棟貸しの高級貸別荘です。運営会社は箱根仙石原にも同ブランドの施設を展開しており、いずれも温泉露天風呂付きのログハウスという共通したコンセプトを持っています。伊豆高原の施設は2025年3月にオープンしました。
建物と部屋の構成
建物は国産檜を使った本格的なログハウスです。公式サイトによると、部屋の構成は洋室2部屋と和室1部屋の計3部屋。洋室Aと洋室Bにはそれぞれダブルベッドが2台ずつ、和室には敷布団が4セット用意されており、最大12名まで宿泊できます。
12名という定員は、貸別荘としてもかなり大きい部類に入ります。大人数で集まることを前提に設計されているため、ダイニングテーブルも大きく、キッチンには各種の調理家電が備わっています。友人同士のグループや、三世代での旅行といった使い方に向いた造りです。
風呂とサウナの仕様
この宿の中心となる設備が、お風呂まわりです。公式サイトに記載されている内容を整理すると、次のようになります。
| 設備 | 仕様 |
|---|---|
| 温泉大浴場 | 御影石/源泉かけ流し/最大4名 |
| 温泉露天風呂 | 信楽焼/源泉かけ流し/星空を眺められる |
| サウナ | 国産檜のバレルサウナ/4名/ロウリュ可 |
注目したいのは、大浴場と露天風呂の両方が源泉かけ流しである点です。貸別荘で温泉が引かれている施設自体はありますが、屋内の大浴場と屋外の露天風呂の2つを、どちらも源泉かけ流しで用意している例はそう多くありません。しかも大浴場は御影石、露天は信楽焼と、素材にも違いを持たせています。同じ湯でも器が変われば体感は変わるので、入り比べる楽しみがあります。
サウナは国産檜のバレルサウナで、定員は4名。ロウリュ(サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させること)も可能とされています。バレルサウナは樽型の形状によって熱が対流しやすく、限られた容量でもしっかり温度が上がりやすいタイプです。
バレルサウナと「整う」の基礎知識
バレルサウナという言葉に馴染みがない方のために、簡単に補足しておきます。バレルとは樽のこと。その名のとおり、樽を横に倒したような円筒形のサウナ小屋を指します。近年、屋外に設置できるサウナとして国内でも広がってきた形式です。
円筒形である利点は、内部に無駄な角ができないことにあります。四角い部屋では熱が隅にたまって循環しにくくなりますが、丸い形状であれば天井に沿って熱が回り、室内の温度が均一になりやすいとされています。小さな容量でも温度が上がりやすいのは、この形状によるものです。木の香りが立ちやすいことも、檜のような素材と組み合わせたときの魅力になります。
そしてサウナを語るうえで欠かせないのが、「整う」という言葉です。サウナで体を温め、水風呂で急速に冷やし、そのあと外気にあたって休憩する。この一連の流れを繰り返すことで訪れる、独特の心地よい状態を指す表現として定着しました。重要なのは、この3つが連続していることです。どこかで大きく時間が空くと、体の反応が途切れてしまいます。
だからこそ、施設の「動線」が評価を左右します。サウナの温度が何度か、水風呂が何度かというスペック以上に、それらがどれだけ近くに並んでいるか。宿を選ぶときにこの視点を持っておくと、失敗が減ります。なお、サウナの利用には体調が大きく関わります。飲酒後の利用は避け、こまめな水分補給を心がけてください。持病がある場合や体調に不安がある場合は、無理をせず、事前に医師に相談しておくと安心です。
その他の設備と基本情報
- チェックイン 16時/チェックアウト 10時
- ウッドデッキでのBBQ可(有料・カセットコンロ利用・20時まで)
- 高速Wi-Fi完備
- キッチン家電あり/大人数向けダイニングテーブル
チェックインが16時、チェックアウトが10時という設定は、貸別荘としては標準的です。滞在時間は18時間ほどになるので、風呂とサウナをじっくり楽しむつもりなら、到着後の予定は詰め込みすぎないほうがよさそうです。
実際に泊まってわかったこと
ここからは、公式サイトの情報だけではわからない部分について書いていきます。
風呂の広さ
貸別荘の風呂というと、家庭用より少し大きい程度をイメージする方も多いかもしれません。この宿の大浴場は最大4名が同時に入れる仕様で、家庭の浴室とは明確に違うスケールがあります。大人数で泊まったときに順番待ちが発生しにくいのは、実用面でありがたいポイントです。
※実際に泊まってみた感想としては、4人で入っても全然ゆとりあるくらいのサイズ感だなと思いました。ちなみに、小窓のようなものがあり、そこを開けて外を眺めながらお風呂に浸かることができます。
サウナ・水風呂・外気浴の動線
この宿を評価するうえで、いちばん大きな要素がここでした。冒頭で書いたとおり、サウナの満足度は設備そのものより配置で決まります。
バレルサウナは屋外に設置されており、そのすぐ外に水風呂として使える浴槽があります。サウナ室の扉を開けてから体を冷やすまでの移動がごく短いため、温まった状態のまま切り替えられます。そして水風呂から上がれば、そこはもう屋外です。改めて外気浴スペースへ移動する必要がなく、そのまま外の空気にあたることができます。
サウナ、水風呂、外気浴が屋外にまとまって配置されているという構成は、言葉にすると単純ですが、実際に体験すると差がはっきり出ます。移動でリズムが途切れないため、いわゆる「整う」状態に入りやすいのです。
※サウナの温度はちょうどよく、外に水風呂があるため、サウナを出てすぐに水風呂に入るという最高の動線が引かれています。その後、水風呂から上がったあとはそのまま外気浴ができ、しっかり整うことができました。最後に中のお風呂で暖まって出られるので完璧です。(確実にお風呂とサウナが好きな方が設計したのだと思います)
正直に言うと、気になった点
良い点だけを並べても参考にならないので、気になった部分も書きます。とはいえこれは、この施設の設計や運営の問題というより、立地から生じる避けがたい性質です。
夏場は虫がいます。伊豆高原の自然のなかに建つログハウスで、しかもサウナと水風呂と外気浴が屋外にある構成なので、これは構造上どうしようもありません。屋外でくつろぐ時間が長いほど、虫と接する機会も増えます。裏を返せば、それだけ自然に近い場所にあるということでもあります。
対策としては、夏場に訪れるなら虫よけスプレーとかゆみ止めを持参しておくのが現実的です。屋外で長く過ごすことが前提の宿なので、装備を整えてから行けば、気になる度合いはかなり下げられます。あらかじめわかっていれば対処できる種類の弱点だと言えます。
どんな人に向いているか
仲のよい友人同士のグループ
最大12名という定員、大きなダイニングテーブル、BBQができるウッドデッキ。この構成は、明らかにグループでの滞在を想定しています。一棟貸しなので他の宿泊客に気を遣う必要もなく、夜遅くまで話し込むような過ごし方にも向いています。
こんな人におすすめ:
- 気心の知れた友人と、まとまった人数で集まりたい
- 宿のなかで完結する過ごし方をしたい
- サウナを何セットも、時間を気にせず楽しみたい
デジタルデトックスをしたい人
周囲に商業施設が密集しているような立地ではなく、宿のなかで過ごす時間が自然と長くなります。風呂とサウナがあり、キッチンとBBQ設備があるため、外に出なくても一日が成立してしまう。意識的に画面から離れたいときには、こうした環境が効きます。
ただし高速Wi-Fiは完備されているので、離れるかどうかは結局のところ自分次第です。強制的に電波が届かない環境を求めている場合は、期待とずれる可能性があります。
こんな人におすすめ:
- 予定を詰め込まず、宿でゆっくり過ごしたい
- 観光地めぐりより、風呂とサウナを目的にしたい
逆に、向かないかもしれない人
- 虫が極端に苦手で、夏場の滞在を検討している(私も虫は苦手ですが、大きい虫は見ていないので、極端に苦手でなければ大丈夫かと思います)
- 食事の提供を期待している(一棟貸しのため、食事は自炊やBBQが基本。15分ほど歩いたところにコンビニやお店はあります)
- 少人数で、コンパクトな宿を探している
一棟貸しという形式について
P’s Wood 伊豆高原は、旅館やホテルではなく一棟貸しの貸別荘です。この形式には旅館と違う性質があるので、初めて利用する場合は前提を押さえておいたほうがギャップが少なくて済みます。
一棟貸しの良いところ
最大の利点は、建物のなかに自分たちしかいないことです。他の宿泊客とすれ違うことがないため、大浴場もサウナも実質的に貸切として使えます。時間を気にせずサウナに何セットも入れるのは、この形式ならではです。子どもや高齢の家族がいる場合も、周囲に気兼ねしなくて済むという意味で気楽さがあります。
また、共有スペースが広く取られているのも特徴です。旅館だと部屋にこもるか大広間に出るかの二択になりがちですが、一棟貸しならリビングもダイニングもキッチンも全部が自分たちの空間になります。集まって話すことが目的の旅行とは、相性がよい形式だと言えます。
一棟貸しで注意したいところ
一方で、旅館のようなサービスは基本的にありません。食事の提供などの対応は、自分たちで担うことになります。とくに食事は自分たちで用意する前提になるため、買い出しの計画が滞在の快適さを左右します。
チェックインが16時、チェックアウトが10時であることを考えると、到着してから買い出しに出るのは慌ただしくなります。現地に向かう途中でスーパーに寄り、食材と飲み物をまとめて調達しておくのが現実的です。BBQを予定しているなら、炭や着火剤が備品に含まれるかどうかも事前に確認しておくとよいでしょう。
持っていくとよいもの
屋外設備が中心でサウナがある宿という性質上、一般的な旅行の持ち物に加えて、あると便利なものがいくつかあります。
- 虫よけスプレー・かゆみ止め:夏場に訪れるなら必須級です(確か宿にもついていた気がしていますが)
- 水分補給用の飲み物:サウナを繰り返すと想像以上に水分を失います。多めに用意しておくと安心です
- 羽織れる上着:外気浴のあと体が冷えるため、季節を問わず一枚あると便利です
逆に、キッチン家電やWi-Fiは備わっているため、調理器具や通信環境を持ち込む必要はありません。備品の詳細は公式サイトや予約サイトに記載があるので、持ち物を決める前に一度目を通しておくと荷物を減らせます。
予約前に確認しておきたいこと
① 訪れる季節
屋外設備が中心の宿なので、季節の影響を強く受けます。夏場は虫が気になる一方、冬場は外気浴の気持ちよさが際立ちます。サウナ目的であれば、外気温が低い季節のほうが体感的な満足度は高くなりやすいです。
② 食事の準備
一棟貸しの貸別荘なので、食事は基本的に自分たちで用意します。BBQは有料で利用でき、カセットコンロを使う形式、利用時間は20時までとされています。食材の買い出しをどこで済ませるか、到着前に決めておくと当日が楽になります。
③ 人数と部屋割り
洋室2部屋(ダブルベッド各2台)と和室1部屋(敷布団4セット)という構成なので、誰がどの部屋で寝るかは事前に相談しておいたほうがスムーズです。ベッド派と布団派が分かれる場合、この構成は都合よく働きます。
④ チェックイン時刻
チェックインは16時です。風呂とサウナをしっかり楽しむなら、到着当日に観光を詰め込むより、早めに宿へ入ってしまうほうが満足度は上がります。チェックアウトは10時と比較的早いので、朝サウナを狙うなら起床時間も逆算しておきましょう。
⑥ 施設の横に停められるのは2台まで
公式サイトによると、駐車できるのは施設の横に2台、そのほかは敷地外にある所有地に数台という構成です。車での移動が前提の立地なのに、建物の真横に置けるのは2台まで。複数台で行くなら、誰の車を横に停めるかを含めて事前に確認しておくと当日もめません。荷物の積み下ろしの動線にも関わります。
⑤ 移動手段と買い出しの動線
伊豆高原エリアの貸別荘は、自然のなかに点在して建っていることが多く、車での移動が前提になりやすい立地です。公式サイトでは周辺の観光地まで「車で数分」と案内されていますが、具体的な所要時間や公共交通機関でのアクセス方法は、予約前に確認しておくことをおすすめします。
あわせて、夜間の明るさも計算に入れておきたいところです。周りは街灯が少なく、日が落ちると周囲がかなり暗くなります。買い物は明るいうちに済ませておくのが良いです。
周辺の飲食店を利用する予定がある場合は、営業時間の確認も忘れずに。観光地の飲食店は都心部より閉店が早いことが多く、チェックイン後にゆっくりしてから出かけると、着いたときには閉まっていたということが起こり得ます。
※伊豆高原駅からタクシーでこちらに向かったのですが道に迷いました。タクシーで住所を伝えても少しわかりづらい立地なので気をつけましょう。また、夜は街灯がなく非常に暗いため、買い出しは明るいうちに済ませるのがおすすめです。周辺に飲食店はいくつかあるが、閉店時間が早いのでご注意を。
⑥ 設備の最新状況
2025年3月にオープンした施設のため、設備や運用が今後変わる可能性があります。
季節によって、体験はどう変わるか
サウナも水風呂も外気浴も屋外にあるということは、季節の影響をそのまま受けるということでもあります。同じ宿でも、訪れる時期によって体験の質が変わるタイプの施設です。
春・秋
気温が穏やかで、外気浴が最も快適に感じられる時期です。虫の量も真夏ほどではなく、屋外で過ごす時間の心地よさという点では、いちばんバランスが取れた季節と言えます。日が落ちてからの寒暖差はあるので、羽織るものを一枚用意しておくと安心です。
夏
虫との付き合いを覚悟する必要がある季節です。一方で、BBQが利用できるのは4月から10月とされているため、屋外で食事を楽しみたいならこの時期になります。また外気温が高いぶん、外気浴で体が冷えすぎず、長く外にいられるという利点もあります。虫よけを準備したうえで臨めば、十分に楽しめる季節です。
冬
サウナ好きにとっては、実は最も期待値が高い季節かもしれません。外気温が低いほど、サウナで温まった体との温度差が大きくなり、外気浴の体感は鋭くなります。虫もほとんど気になりません。ただし屋外の移動が寒いため、サンダルや羽織るものの準備は春秋以上に重要になります。星空を眺めながらの露天風呂という点でも、空気の澄む冬は相性がよい時期です。
つまり「夏場は虫がいる」という弱点は、裏返せば「季節を選べば回避できる」ということでもあります。日程に融通がきくのであれば、この宿の良さがいちばん出る時期を狙うという選び方ができます。
当サイトの評価(5点満点)
こずれたび編集部では、実際に宿泊した宿をすべて同じ5項目・5点満点で採点しています。宿ごとに基準がぶれないよう、子連れ/犬連れ/風呂サウナ/食事/コスパの5項目で統一しました。総合点は該当する項目の平均です。当てはまらない項目は「該当なし」と表記し、総合点の計算から除いています。
子連れ・犬連れ設備チェック
子連れ・犬連れで宿を決めるときに、毎回問い合わせることになる項目をまとめました。数字と可否は公式サイトの記載にもとづいています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ベビーベッド | 公式サイトに記載なし(要問い合わせ) |
| 添い寝・子ども料金 | 5歳以下は無料(未就学児は人数に含めず予約)。6歳以上は大人と同額 |
| 離乳食 | 提供なし。一棟貸しでキッチンが使えるため、持参して調理・温めが可能 |
| ベビー用品の貸出 | 公式サイトに記載なし(要問い合わせ) |
| お風呂の子ども利用 | 一棟貸しのため、温泉大浴場・温泉露天風呂・バレルサウナを貸切で利用できる |
| キッズスペース | 公式サイトに記載なし(要問い合わせ) |
| 犬の同伴 | 不可(公式サイトに「ペット不可」と記載) |
※2026年7月26日にP’s Wood 伊豆高原公式サイトおよび楽天トラベル 施設詳細で確認した内容です。設備・料金は変更される場合がありますので、予約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
よくある質問
温泉は本物ですか?
公式サイトでは、御影石の温泉大浴場と信楽焼の温泉露天風呂の両方が源泉かけ流しであると案内されています。泉質については「肌に優しい泉質」との記載があります。詳しい成分が知りたい場合は、施設に直接確認するのが確実です。
専用の水風呂はありますか?
公式サイトでは「星空を眺めながら入浴できる信楽焼の温泉露天風呂はサウナ後の水風呂としてもご活用いただけます」と案内されています。つまり専用の冷水槽ではなく、温泉露天風呂を水風呂として使う造りです。水温は季節や運用によって変わりうるので、キンキンに冷えた水風呂を前提にしたいなら、予約前に確認しておくのが確実です。
サウナは何人まで入れますか?
国産檜のバレルサウナで、定員は4名とされています。12名で宿泊した場合は、全員が同時に入ることはできないため、交代で利用する形になります。滞在時間が18時間ほどであることを踏まえると、大人数のときはサウナの順番をゆるく決めておくとスムーズです。
ロウリュはできますか?
公式サイトによるとロウリュが可能とされています。バレルサウナは形状の特性上、蒸気が回りやすい構造です。ただし使い方や注意事項は施設ごとに定められているため、現地の案内に従ってください。
食事は付いていますか?
一棟貸しの貸別荘のため、基本的には食事なしの形式です。キッチンに調理家電が備わっているほか、ウッドデッキでのBBQが有料で利用できます。プランによって内容が異なる可能性があるので、予約サイトで確認してください。
虫はどのくらい気になりますか?
自然のなかに建つログハウスで、サウナや水風呂が屋外にあるため、夏場は虫と接する場面があります。虫よけスプレーやかゆみ止めを持参しておけば、対処できる範囲だと考えられます。季節を選べるのであれば、虫が少ない時期を狙うのもひとつの方法です。(室内ではあまり虫は気になりませんでした)
Wi-Fiは使えますか?
高速Wi-Fiが完備されています。仕事の連絡を確認しながら滞在することも可能です。逆に、完全に通信から離れたい場合は、自分で端末を遠ざける工夫が必要になります。
少人数でも泊まれますか?
最大12名という定員は上限であって、必ずしもその人数を集める必要はありません。ただし一棟貸しの料金体系は施設によって考え方が異なり、人数が少ないと一人あたりの負担が大きくなるので注意が必要です。
子ども連れでも利用できますか?
一棟貸しなので他の宿泊客に気を遣わなくてよい点は、子ども連れにとって大きな利点です。一方で、寝床は2階なので小さな子ども連れの場合は気をつけてください。
サウナ付きの宿を選ぶときのチェックリスト
この宿を通して見えてきたことを、他の施設を検討するときにも使えるかたちで整理しておきます。サウナ付きをうたう宿は増えていますが、満足度を左右するのは以下のような点です。
- サウナ・水風呂・外気浴の位置関係:3つが近接しているか。
- 水風呂の有無と実態:「水風呂あり」と書かれていても、シャワーや浴槽での代用というケースがあります
- 貸切かどうか:他の宿泊客と共用だと、入れる時間が限られたり順番待ちが発生したりします
- 屋外設備かどうかと、訪問する季節:屋外なら天候と虫の影響を受けます
この観点で見たとき、P’s Wood 伊豆高原は一棟貸しであるがゆえに「貸切」と「時間の自由」を最初から満たしています。そのうえで動線が短いので、サウナ目的の宿として条件が揃っているほうだと言えます。逆に弱点として残るのは、屋外設備であることに由来する季節の影響だけ、という整理になります。
宿の予約サイトでは、こうした情報が写真と短い箇条書きでしか示されないことがほとんどです。気になる点があれば、予約前に施設へ問い合わせてしまうのがいちばん早く、確実です。
まとめ
- P’s Wood 伊豆高原は、静岡県伊東市にある一棟貸しの貸別荘。2025年3月オープン
- 国産檜のログハウスに、源泉かけ流しの温泉大浴場(御影石)と露天風呂(信楽焼)
- 国産檜のバレルサウナは定員4名、ロウリュ可
- サウナ・水風呂・外気浴が屋外にまとまっており、移動でリズムが途切れない
- 洋室2・和室1の計3部屋、最大12名。グループ利用に向いた構成
- 夏場は虫がいる。屋外設備中心の宿である以上、避けにくい性質
サウナ付きの宿は年々増えていますが、動線まで含めて満足できる施設はそう多くありません。サウナを出てすぐ水風呂、上がればそのまま外気浴という並びは、設計として理にかなっています。サウナを目的に宿を選ぶ人にとって、この構成はかなり大きな価値を持ちます。
一方で、屋外設備が中心であることは、季節の影響を受けやすいということでもあります。夏場の虫は、その裏返しとして受け止めるのが現実的でしょう。あらかじめ知って準備していけば、評価を落とすほどの要素にはならないはずです。
気の合う仲間と集まって、風呂とサウナを行き来しながらだらだら過ごす。そういう時間を目的にするなら、有力な選択肢になる宿だと思います。
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同じく温泉とサウナを目当てに泊まった宿のレビューです。片方はサウナも外気浴も文句なしの5点、もう片方は設備は良いのに混雑で入れず3点。同じ「サウナのある宿」でも評価が分かれた例として読み比べてみてください。


子連れで伊豆の温泉宿を探しているなら、赤ちゃんも大浴場に入れると明記している稲取銀水荘が候補になります。

