草津温泉に子連れで行きたい。ただ、草津の湯は強い酸性で知られています。大人が入って「効く」と感じる湯は、赤ちゃんの肌にとっては刺激が強いのではないか。そう考えて手が止まる人は少なくないはずです。
もうひとつの壁が、大浴場です。おむつが取れていない子は大浴場に入れない宿が多く、「せっかく草津まで行ったのに、家族で湯に入れなかった」という結果になりかねません。
リブマックスリゾート草津温泉は、その2つ目の問題に対して分かりやすい答えを持っている宿です。公式サイトによると、全客室に半露天風呂が付いています。大浴場のルールに関係なく、部屋で家族だけの入浴ができるということです。
この記事では、公式サイトの公開情報をもとに、この宿を子連れ視点で整理します。公式に書かれていない項目も、そのまま挙げます。なお、料金やスペックは改定されることがあります。予約前には必ず公式サイトでご確認ください。
この記事で分かること
- 全客室に付く半露天風呂と、源泉「万代鉱」の泉質
- 客室タイプ別の定員と広さ(4名〜7名)
- 大浴場の営業時間と、日中に入れない時間帯
- 草津の強酸性泉を赤ちゃんに使うときの考え方
- 公式に記載がなく、予約前に確認したほうがよい項目
温泉:源泉は「万代鉱」、全室に半露天風呂
① 泉質と効能(公式表記)
公式サイトによると、源泉は草津温泉の「万代鉱」。泉質は「酸性-塩化物・硝酸塩温泉(酸性低張性高温泉)」と表記されています。
効能として挙げられているのは、神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、五十肩、打ち身、痔疾、慢性消化器病、疲労回復、冷え性、リウマチ、高血圧症、動脈硬化症などです。
ここで押さえておきたいのは「酸性」という部分です。草津温泉は日本でも有数の酸性泉として知られており、その刺激の強さが効能の裏返しでもあります。
② 赤ちゃんの肌と酸性泉について
酸性の強い湯は、肌への刺激になり得るとされています。赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄く、バリア機能も未熟です。一般論として、湿疹やあせも、乳児湿疹が出ている状態で刺激の強い湯に入れることは避けたほうがよいと考えられます。
公式サイトには、赤ちゃんの入浴可否についての記載はありません。したがってここは断定できませんが、入る場合は短時間にとどめ、上がったあとに真水やシャワーで流す、入ったあとの肌の状態を見る、といった配慮が現実的です。
肌トラブルがある、入浴後に赤みやかゆみが出たといった場合は無理を続けず、気になる症状があれば小児科を受診してください。温泉に治療効果を期待して入れるものではありません。
③ 大浴場は日中に閉まる
| 施設 | 公式サイトの記載 |
|---|---|
| 風呂の種類 | 大浴場・露天風呂・サウナ(男湯・女湯とも) |
| 宿泊者の入浴時間 | 午前6時〜11時/午後15時〜24時 |
| 源泉 | 草津温泉「万代鉱」/源泉温度94.6℃/かけ流し |
| 貸切風呂 | 記載なし |
11時から15時までは大浴場が閉まる時間帯です。チェックインが15時なので宿泊にはあまり影響しませんが、「早めに着いて風呂に入って昼寝」という組み方はできません。
表示は選んだ日程・人数での滞在合計(最安)です(税込・各社の表示基準)。 楽天トラベルは1泊ずつの最安を合計しているため、1つのプランで通して予約した場合の金額とは異なることがあります。 子どもの料金は年齢帯(未就学児は食事・布団の要不要、小学生は学年)で大きく変わるため、 上で選んだ内訳をもとに計算しています。Agoda は区分ごとの代表年齢で計算した目安です。 実際の年齢や宿・プランの扱いによって金額が変わることがあるため、最終的な金額はリンク先でご確認ください。 料金と空室はリンク先の表示が最新です。
公式サイトの温泉ページには、大浴場・露天風呂・サウナがそれぞれ男湯・女湯の写真つきで掲載されています。女性側にも露天風呂とサウナがあります。一方で貸切風呂については記載がありません。家族だけで湯に入りたい場合は、客室の露天風呂を使うことになります。
湯そのものについては、源泉温度94.6℃、かけ流しと明記されています。ただし、浴槽までにどう温度を下げているか(加水しているのか、湯もみや熱交換なのか)は公式サイトに書かれていません。草津の湯は熱めに保たれていることが多く、子どもが入れる温度かどうかは当日の浴槽次第です。客室の露天風呂も含め、入る前に必ず手で湯温を確かめてください。
日帰り温泉の料金設定として「4歳〜12歳まで子供料金、0歳〜3歳は無料」という記載があります。ただしこれは日帰り利用の料金の話であり、おむつが取れていない子が大浴場に入れるかどうかとは別の問題です。宿泊時のルールは公式サイトに記載がないため、確認が必要です。
④ 大浴場のアメニティ
公式サイトによると、大浴場にはシャンプー、リンス、ボディソープ、ドライヤー、タオル、乳液が用意され、男湯にはヘアリキッドとヘアトニック、女湯にはクレンジングオイルと化粧水が追加されています。タオルが用意されているので、大浴場用に持参する必要はありません。
ただし、子ども用のシャンプーやベビーソープについては記載がありません。肌が敏感な子には、使い慣れたものを持っていくほうが確実です。
客室:全9タイプ、すべてに露天風呂が付く
公式サイトの客室ページには、9タイプが掲載されています。定員と広さは次のとおりです。
| 客室タイプ | 定員 | 広さ |
|---|---|---|
| 洋モダンスイート洋室/和洋室 | 7名 | 81㎡ |
| 洋モダンJrスイート洋室/和洋室 | 6名 | 58㎡ |
| 洋モダンスーペリア和洋室 | 6名 | 48㎡ |
| 洋モダンスーペリア | 5名 | 48㎡ |
| 洋モダンモデレート和洋室 | 5名 | 35㎡ |
| 洋モダン洋室 | 4名 | 35㎡ |
| 洋モダン和洋室 | 5名 | 28㎡ |
公式サイトでは、全客室に露天風呂が付いていると記載されています。これがこの宿の中心的な条件です。赤ちゃん連れが宿で最も困る「大浴場に入れない」という問題を、部屋の風呂で回避できるからです。
もうひとつ注目したいのが和洋室の存在です。9タイプのうち5タイプに和室部分があります。畳のスペースがあれば、ハイハイやつかまり立ちの時期の子を床で遊ばせやすくなりますし、布団を敷ける可能性も出てきます。
ただし、布団の貸出があるか、添い寝が何歳まで無料かは公式サイトに記載がありません。和洋室だから布団が使えるとは限らないので、寝る場所の確保は予約時に確認してください。
赤ちゃんをどこに寝かせるかの判断は、旅先でも自宅でも同じ基準で考えられます。ベビーベッドをいつまで使うか、布団への切り替えの考え方は別記事にまとめています。

客室ページによると、各室の露天風呂は信楽焼で、全9タイプに共通して付いています。客室数は各タイプ1〜4室で、合計20室の小さな宿です。館内で子どもの声が響きやすい規模だと考えておいたほうがよいでしょう。
また、犬と泊まれるのは「洋モダンスーペリア」(48㎡・1室)と「洋モダン洋室」(35㎡・2室)の2タイプ計3室だけです。公式サイトの客室名に「DOG同伴可」と付いているのはこの3室で、それ以外の部屋では犬連れの宿泊はできません。頭数・犬種・料金の条件は客室ページに書かれていないため、犬連れで検討するなら予約前に直接確認してください。
客室の共通設備
- シモンズ製ベッド
- 50インチ液晶テレビ
- 個別空調
- 加湿機能付き空気清浄機
- 洗浄機能付きトイレ
- Wi-Fi
- 冷蔵庫
加湿機能付きの空気清浄機が全室にあるのは、冬の草津のような乾燥する環境では意味があります。個別空調も同様で、子どもに合わせて部屋ごとに温度を決められるかどうかは、夜の寝つきに影響します。
冷蔵庫があるので、ミルクや冷やしておきたいものは持ち込めます。客室の備品一覧には電気ポットも入っているので、お湯を沸かして調乳する分には部屋で完結します。ただし哺乳瓶の消毒設備については記載がありません。つけおき用の薬液や電子レンジ用の消毒ケースは、持参する前提で準備してください。
子ども向けで唯一はっきり書かれているもの
客室の備品一覧のなかで、子ども向けと明記されているのは「お子様スリッパ(貸出)」だけです。館内着や作務衣は大人向けの記載で、子ども用のサイズについては触れられていません。浴衣や館内着を子どもの分まで期待している場合は、着替えを持っていくほうが確実です。
なお貸出品は「数に限りがございます」と注記されています。スリッパも含め、確実に必要なものは自分で用意しておく前提で考えてください。
館内施設:卓球は無料、ゲームコーナーは15時から
草津は天気が変わりやすく、雪の時期も長いエリアです。外に出られない時間を館内でどう過ごせるかは、子連れにとって現実的な問題になります。公式サイトの館内施設ページに載っているのは次の4つです。
| 施設 | 営業時間 | 料金 |
|---|---|---|
| 卓球 | 15:00〜24:00(最終受付23:30) | 無料(30分制) |
| ゲームコーナー | 15:00〜24:00 | 記載なし |
| カラオケルーム | 13:00〜24:00(最終受付23:00) | 1時間 1名 1,000円 |
| 麻雀ルーム | 記載なし | 1時間 2,000円(部屋) |
卓球が無料の30分制というのは、上の子がいる家庭には使いどころがあります。夕食までの時間が空いたときに、部屋にこもらずに済むからです。ゲームコーナーも15時からなので、チェックインしてすぐ使えます。
逆に、キッズスペースやベビーコーナーにあたる設備は館内施設ページに載っていません。ハイハイの時期の子を遊ばせる場所は、客室の中で考えることになります。和室部分のあるタイプを選ぶ意味は、ここにもあります。
食事:ビュッフェスタイル
公式サイトによると、食事は「四季折々のテーマに合わせたビュッフェスタイル」で、朝食とディナーの両方に対応しています。
ビュッフェは子連れにとって、良い面と難しい面が両方あります。食べられるものを自分で選べるのは利点ですが、子どもを見ながら料理を取りに行く動線をどう組むかという問題が出ます。大人が2人いれば交代できますが、1人だと厳しい場面があります。
離乳食の提供、子ども用の食器やカトラリー、ハイチェアの有無については公式サイトに記載がありません。アレルギー対応についても同様です。
ビュッフェは食材の表示が十分でないことがあります。食物アレルギーがある場合は自己判断で進めず、かかりつけの小児科に相談したうえで、宿にも事前に伝えてください。
アクセス:バスターミナルから徒歩約10分
住所は〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町大字草津548-1です。公式サイトのアクセスページには、次のように記載されています。
- 電車:長野原草津口駅からJR接続バスで約25分、「草津温泉バスターミナル」下車、徒歩約10分
- 車(東京方面):関越自動車道「練馬IC」→「渋川伊香保IC」経由
- 車(愛知方面):名神高速道路「小牧JCT」→上信越自動車道「上田菅平IC」経由
- 駐車場:21台
子連れで気にしておきたいのは「バスターミナルから徒歩約10分」という部分です。草津温泉は湯畑を中心にした坂の多い温泉街で、ベビーカーを押しながら荷物を持って10分歩くのは、平坦な道の10分とは体感が違います。
電車とバスで向かうなら、ベビーカーではなく抱っこ紐のほうが動きやすい可能性があります。荷物が多いなら、バスターミナルからタクシーを使う選択肢も考えておいてください。
車の場合、駐車場は21台と記載されています。台数に限りがあるため、満車時にどうなるかは予約時に確認しておくほうが安全です。
チェックインは15:00(最終21:00)、チェックアウトは11:00です。チェックアウトが11時というのは、朝の支度に時間がかかる子連れにはありがたい設定です。
予約前に確認しておきたい項目
公式サイトから読み取れなかった項目を、そのまま挙げます。
- 子どもの宿泊料金と、添い寝が何歳まで無料か
- おむつが取れていない子の大浴場・客室露天風呂の利用可否
- ベビーベッド・ベビーガード・布団の貸出があるか
- 離乳食の提供・持ち込み・温めの可否
- ビュッフェでの子ども用食器・ハイチェア・アレルギー対応
- 客室露天風呂の湯温と、湯の入れ替え方
- 駐車場が満車になった場合の対応
2つ目は特に重要です。全室に露天風呂が付いているという条件は、「おむつの子も入ってよい」と確認できて初めて価値になります。客室風呂であっても制限を設ける宿はあるため、ここは推測せずに聞いてください。
よくある質問
Q. 全部の部屋にお風呂が付いていますか?
A. 公式サイトの客室ページによると、全9タイプの客室すべてに露天風呂が付いています。公式の施設案内では「全客室に半露天風呂付き」と表記されています。
Q. 源泉と泉質は何ですか?
A. 公式サイトによると、源泉は草津温泉の「万代鉱」で、泉質は「酸性-塩化物・硝酸塩温泉(酸性低張性高温泉)」と表記されています。
Q. 赤ちゃんを草津の湯に入れても大丈夫ですか?
A. 公式サイトに赤ちゃんの入浴可否の記載はありません。草津の湯は酸性が強く、肌への刺激になり得るとされています。湿疹などの肌トラブルがある場合は無理に入れず、気になる症状があれば小児科を受診してください。
Q. おむつが取れていない子でも大浴場に入れますか?
A. 公式サイトに宿泊時のルールの記載がないため、公表情報からは判断できません。日帰り温泉の料金として「0歳〜3歳は無料」という記載はありますが、これは料金の話であり入浴可否とは別です。予約時に確認してください。
Q. 大浴場は何時から入れますか?
A. 公式サイトによると、午前6時〜11時と午後15時〜24時です。11時から15時までは利用できません。
Q. 客室の定員は何名までですか?
A. 客室タイプによって4名から7名までです。最も広いのは洋モダンスイート(81㎡・7名)、最も狭いのは洋モダン和洋室(28㎡・5名)です。
Q. 食事はどんな形式ですか?
A. 公式サイトによると、四季折々のテーマに合わせたビュッフェスタイルで、朝食とディナーの両方に対応しています。離乳食の提供や子ども用食器については記載がありません。
Q. 駐車場は何台ありますか?
A. 公式サイトのアクセスページによると21台です。料金の記載はありません。台数に限りがあるため、事前の確認をおすすめします。
まとめ:客室の風呂が答えになる宿
- 全客室に露天風呂が付く。大浴場のルールに縛られずに家族で入浴できる可能性がある
- 源泉は万代鉱。公式表記は「酸性-塩化物・硝酸塩温泉」
- 大浴場は6:00〜11:00と15:00〜24:00。日中は閉まる
- 客室は9タイプ、定員4〜7名。5タイプに和室部分がある
- 長野原草津口駅からバス約25分+徒歩約10分。駐車場は21台
- 子ども料金・ベビー用品・離乳食は公式に記載がないため要確認
草津温泉を子連れで検討するとき、最初に立ちはだかるのが「赤ちゃんを大浴場に入れられるか」という問題です。この宿は、全室に露天風呂を付けることで、その問題を構造的に迂回できる作りになっています。設備で解決しているぶん、宿ごとのルールの違いに左右されにくくなります。
一方で、赤ちゃん連れ向けの情報そのものは公開されていません。子ども料金も、貸出品も、離乳食も、公式サイトからは読み取れませんでした。同じ群馬県内でも、赤ちゃん向けの貸出品や離乳食の値段まで公開している宿はあります。情報量で選ぶなら、そちらのほうが予約前の判断はしやすくなります。
とはいえ、草津の湯に入れる場所は草津にしかありません。客室に風呂が付いていること、和洋室があること、チェックアウトが11時であることは、子連れにとって実質的な利点です。確認項目を潰したうえでなら、十分に検討できる宿だといえます。
料金・設備は改定されることがあるため、予約前には必ず公式サイトと宿への直接確認をお願いします。
あわせて読みたい
おむつが取れていない赤ちゃんでも大浴場に入れる、と公式に打ち出している宿の例です。客室の風呂ではなく大浴場で家族一緒に入りたい場合は、こちらの考え方が参考になります。

参考文献
- リブマックスリゾート草津温泉 公式サイト
- リブマックスリゾート草津温泉 公式サイト|温泉
- リブマックスリゾート草津温泉 公式サイト|客室
- リブマックスリゾート草津温泉 公式サイト|アクセス
- リブマックスリゾート草津温泉 公式サイト|館内施設
- 厚生労働省
※ 公式サイトの記載内容は2026年8月11日時点で確認したものです。
