那須高原で子連れの宿を探していると、「グランドメルキュール那須高原リゾート&スパ」が候補に挙がることがあります。世界的なホテルグループであるアコー系列のリゾートで、温泉の大浴場と屋外プール、屋内外のキッズ施設が同じ敷地にそろっているタイプの施設です。
ただ、子連れの宿選びで本当に知りたいのは、館内写真の豪華さではありません。大浴場に赤ちゃんを寝かせられる場所があるのか、離乳食は出るのか、貸出品は何があるのか、追加の布団はいくらかかるのか。こうした情報は写真からは読み取れず、公式サイトの奥のほうに散らばっています。
この記事では、ホテル公式サイトとアコー公式ページに掲載されている内容から、子連れ視点で必要な情報だけを抜き出して整理しました。公式に記載がなかった項目は、埋めずに「記載なし」と書いています。
この記事で分かることは次のとおりです。
- 大浴場のベビー設備(ベビーベッド・幼児用イス・ベビーソープ)と、子どもの入浴条件
- 貸出できるベビー用品のリストと、事前予約が要るもの
- 離乳食・子ども用食器・ハイチェアなど食事まわりの対応
- ガーデンプールとキッズ施設の利用条件
- 追加寝具の料金の考え方(ここは注意が必要です)
- 駐車場・アクセス・宿泊者限定バスフリーパスの予約締切
なお、価格やスペック、館内サービスの内容は改定されることがあります。予約前には各施設・各メーカーの公式サイトでご確認ください。この記事は2026年8月時点で公式サイトに掲載されていた内容にもとづいています。
グランドメルキュール那須高原リゾート&スパの基本情報
所在地は栃木県那須郡那須町高久丙4449番地2。電話番号はホテル直通が0287-76-1122、予約センターが03-5539-2597です。チェックインは15時、チェックアウトは11時と案内されています。早めに着きたい場合は有料で早期チェックインに対応できるとされていますが、事前の問い合わせが必要です。
客室は36㎡・72㎡・144㎡の3つの広さ帯があり、定員は添い寝を含めて2〜8名。ファミリー向けの名前が付いた部屋タイプが多いのが特徴で、公式サイトには「ファミリースーペリアツイン – キッズルーム」「ファミリースーペリアツイン – ベビールーム」「ファミリーモダン和室」「クラシックファミリーツイン、2段ベッド付き」「クラシックジャパニーズスタイル(和室)」などが掲載されています。和洋室や和室があるので、布団を敷いて寝たい家族にも選択肢があります。
館内には温泉の大浴場、ビュッフェレストラン、ラウンジ、屋内の遊び場「NASOBIBA」、アスレチックとロングすべり台のある「NASOBO」、期間営業のガーデンプールがあります。アコー公式ページには、キノハ ファミリーラウンジ&ライブラリ、こもれびのもり・NASU芝生広場、キッズビュッフェコーナーの記載もあります。
ペットについては、公式サイトのよくある質問に「ペットと一緒のご宿泊、及び、ペットのホテル入館はご遠慮ください」と明記されています。犬連れの旅行では対象外です。
大浴場の子連れ設備:ここがこのホテルの強み
子連れで温泉宿を選ぶとき、いちばん詰まりやすいのが「風呂に入れるかどうか」です。このホテルは、公式サイトの温泉ページに設備が具体的に書かれている点で判断しやすくなっています。
脱衣場にベビーベッド、内風呂に幼児用イスがある
公式サイトの温泉ページには、脱衣場にベビーベッド、内風呂と脱衣場に幼児用イス、そしてベビーソープが完備されていると記載されています。介護用イスの用意もあります。
この3点がそろっている意味は、実際に赤ちゃんを連れて大浴場へ行ったことがある方ほど分かりやすいはずです。脱衣場にベビーベッドがあれば、自分が服を着る間に子どもを安全な場所に置けます。洗い場に幼児用イスがあれば、子どもを座らせて自分の頭を洗えます。ベビーソープがあれば、荷物が1つ減ります。逆に言えば、これらがない宿では大人が交代で入るしかありません。
子どもの入浴条件:1歳以上を推奨、混浴は6歳まで
公式サイトのよくある質問では、大浴場の子どもの利用について「特に規制はありませんが、1歳以上をおすすめします」と回答されています。また、混浴の年齢制限は栃木県の基準にもとづき6歳までとされ、2022年1月1日の条例改正に伴う変更である旨が温泉ページに記載されています。
ここは事前に把握しておく価値があります。7歳の子を異性の親と一緒に入れるつもりでいると、当日に予定が崩れます。きょうだいの年齢差がある家庭では、誰がどの風呂に入るかを先に決めておくとスムーズです。
なお、おむつが取れていない子の入浴可否については、公式サイトに明確な記載を見つけられませんでした。宿によっては明確に断っている場合があるため、気になる場合は予約時の確認が確実です。実際にそうしたルールを設けている宿の例は、別記事で設備とあわせて紹介しています。

大浴場の営業時間
公式サイトによれば、大浴場は6時〜11時(最終入場10時30分)と15時〜23時(最終入場22時30分)の2部制です。温泉ラウンジは15時〜23時。朝風呂の時間が長めに取られているので、子どもが早起きする家庭にはむしろ都合が良い設定といえます。
貸出できるベビー用品と、食事まわりの対応
公式サイトのよくある質問には、貸出備品と食事対応が具体的に列挙されています。子連れの荷物量を左右する情報なので、まとめて確認しておきます。
貸出備品
- ミニベビーベッド(事前予約で対応可。ただし和室では利用できないと記載)
- ベッドガード
- おむつ用ゴミ箱
- 調乳ポット
- 補助便座
- ベビーソープ
- 哺乳瓶洗浄セット
注目したいのは、ミニベビーベッドが和室では使えないという条件です。「和室のほうが赤ちゃんは安全だろう」と思って和室を取り、ベビーベッドも頼むつもりだった場合、前提が崩れます。和室を選ぶなら布団で寝かせる前提、ベビーベッドを使いたいならベッドの部屋、と考えたほうが確実です。いずれも数に限りがあると考え、予約時に申し込んでおいてください。
食事:離乳食は月齢に合わせて数種類
公式サイトのよくある質問には、離乳食を「お子様の月齢に合わせて数種類をご用意」していると記載されています。子ども用食器はレストランのお子様メニューの近くに置かれており、ハイチェアも数に限りはあるものの用意があるとされています。子ども用の浴衣はフロント横のアメニティコーナーにあります。
離乳食が館内で用意されているのは、荷物と手間の両方が減る条件です。ただし月齢に合うかどうかは実物を見ないと分からないため、いつも食べている形態のものを予備として持って行くと安心です。離乳食の時期ごとの固さや量の目安は、別記事で詳しくまとめています。

食物アレルギーへの対応については、公式サイトは各施設への確認を推奨する書き方になっています。アレルギーがある場合は、必ず予約時に相談してください。気になる症状があるときは、旅行前にかかりつけの小児科を受診しておくと安心です。
見落としやすい注意点:子どもの追加寝具は「大人料金」
この記事でいちばん強調しておきたいのがここです。公式サイトのよくある質問には、ベッドや布団の追加について、定員数以内なら原則可能としたうえで、お子様でも大人料金として追加料金が発生するという趣旨の記載があります。
つまり、「子どもだから安く追加できる」という前提で人数を組むと、見積もりが想定より上がる可能性があります。添い寝で足りるのか、寝具を足すのかで総額が変わるため、予約画面の人数設定は慎重に行ってください。
一方、ビュッフェを追加する場合には小人料金の設定があり、3歳以上の未就学児と小学生で金額が分かれると記載されています。食事と寝具で料金の考え方が違う点に注意してください。具体的な金額は時期とプランで変わるため、最新の条件は公式サイトまたは予約画面で確認するのが確実です。
ガーデンプールとキッズ施設の使い方
敷地内の遊び場は、悪天候でも予定が潰れにくい構成になっています。
ガーデンプール(期間営業)
メインプールとキッズエリア(浅いエリア)があり、公式サイトには宿泊者は無料で、チェックイン前やチェックアウト後も利用できると記載されています。アコー公式ページには2026年の営業期間として7月18日〜8月31日および9月19日〜23日が掲載されていました。
チェックイン前後も使えるという条件は、子連れには実務的な価値があります。到着が早すぎて時間を持て余す、出発前に部屋を出たあと行き場がない、という定番の困りごとを解消できるためです。
こんな人におすすめ:
- 夏休みに、移動を減らして1か所で遊ばせたい家族
- チェックイン前後の空き時間を持て余したくない家族
NASOBIBA・NASOBO(屋内外の遊び場)
NASOBIBAは屋内の遊具スペース、NASOBOはアスレチックとロングすべり台のある屋外施設と紹介されています。公式サイトには宿泊者は無料で、チェックイン前後も利用できると記載されています。ただし対象年齢と営業時間の記載は見当たりませんでした。小さな子を遊ばせる場合は、現地で確認してください。
こんな人におすすめ:
- 雨が降っても館内で完結させたい家族
- 体力の有り余る幼児・小学生を連れている家族
子連れ設備チェック表
公式サイトの記載内容を、子連れの確認項目ごとに整理しました。
| 確認項目 | 公式サイトの記載 |
|---|---|
| 大浴場のベビーベッド | 脱衣場に設置 |
| 幼児用イス | 内風呂・脱衣場に設置 |
| ベビーソープ | 完備 |
| 大浴場の子どもの利用 | 特に規制はないが1歳以上を推奨 |
| 混浴年齢制限 | 6歳まで(栃木県基準) |
| おむつ未卒業の子の入浴 | 記載なし(要確認) |
| ミニベビーベッドの貸出 | 事前予約で可。和室は不可 |
| 離乳食 | 月齢に合わせて数種類を用意 |
| ハイチェア | 数に限りあり |
| 子ども用浴衣 | フロント横のアメニティコーナー |
| 追加の寝具 | 定員内なら可。子どもでも大人料金 |
| ペット同伴 | 不可(入館も不可) |
| 駐車場 | 無料 約270台。屋根付きはなし |
表示は選んだ日程・人数での滞在合計(最安)です(税込・各社の表示基準)。 楽天トラベルは1泊ずつの最安を合計しているため、1つのプランで通して予約した場合の金額とは異なることがあります。 子どもの料金は年齢帯(未就学児は食事・布団の要不要、小学生は学年)で大きく変わるため、 上で選んだ内訳をもとに計算しています。Agoda は区分ごとの代表年齢で計算した目安です。 実際の年齢や宿・プランの扱いによって金額が変わることがあるため、最終的な金額はリンク先でご確認ください。 料金と空室はリンク先の表示が最新です。
アクセスと駐車場
公式サイトのアクセスページによれば、那須ICから車で約15分。東京から約1時間50分、日光から約1時間11分、仙台から約2時間50分と案内されています。駐車場は大型バス用を含めて約270台で無料です。ただし、よくある質問には「屋根のある駐車場はありません」と明記されているため、雨や雪の日は乗り降りに濡れる前提で準備してください。チャイルドシートの付け外しを考えると、レインカバーやポンチョがあると動きやすくなります。
電車の場合、最寄りは那須塩原駅です。公式サイトにはタクシーで約30分・走行距離約19km・料金の目安約8,000円と記載されています。子連れで荷物が多いとタクシーは有力ですが、金額は事前に見込んでおいたほうがよいでしょう。
公共交通で行くなら、宿泊者限定のバスフリーパスがあります。到着日・出発日に限り「関東自動車那須線」と「那須観光周遊バス」を利用でき、専用予約ページから宿泊前日の17時までに予約が必要とされています。この締切は見落としやすいので、宿の予約と同時に済ませておくのが確実です。
泊まる前に知っておきたい、正直な注意点
- 子どもの追加寝具は大人料金として扱われる旨の記載があります。人数と寝具の組み合わせで総額が変わります。
- ミニベビーベッドは和室では使えません。部屋タイプを決める前に確認が必要です。
- 屋根付きの駐車場はありません。悪天候時の乗り降りは濡れる前提で準備してください。
- ペットは同伴宿泊も館内への入館も不可です。犬連れの旅行では選べません。
- ガーデンプールは期間営業です。夏以外は利用できない時期があります。
- NASOBIBA・NASOBO の対象年齢と営業時間は公式に記載がなく、現地確認が必要です。
- 泉質の具体的な記載は公式サイトで確認できませんでした。泉質を重視する場合は問い合わせが必要です。
犬連れで那須方面を考えている場合は、ペット同伴を前提にした施設のほうが結果的に快適です。那須高原のドッグリゾートについては別記事でまとめています。

よくある質問
Q. 赤ちゃん連れでも大浴場に入れますか?
A. 公式サイトのよくある質問では「特に規制はありませんが、1歳以上をおすすめします」と回答されています。脱衣場にベビーベッド、内風呂と脱衣場に幼児用イス、ベビーソープの用意があると温泉ページに記載されています。おむつが取れていない子の可否については記載がないため、予約時に確認してください。
Q. ベビーベッドは借りられますか?
A. ミニベビーベッドの貸出があり、事前予約で対応可能と記載されています。ただし和室では利用できないとされています。数にも限りがあると考え、早めに申し込んでください。
Q. 離乳食は用意されていますか?
A. 公式サイトのよくある質問に、月齢に合わせて数種類を用意していると記載されています。食物アレルギーの対応については各施設への確認が推奨されているため、該当する場合は予約時に必ず相談してください。
Q. 子どもの追加料金はどうなりますか?
A. ベッドや布団の追加は定員数以内なら原則可能ですが、お子様でも大人料金として追加料金が発生する旨が記載されています。ビュッフェの追加には小人料金があり、3歳以上の未就学児と小学生で設定が分かれます。最新の金額は公式サイトまたは予約画面で確認してください。
Q. プールはいつ入れますか?
A. ガーデンプールは期間営業です。アコー公式ページには2026年の営業期間として7月18日〜8月31日および9月19日〜23日が掲載されていました。宿泊者は無料で、チェックイン前やチェックアウト後も利用できると案内されています。
Q. 駐車場は無料ですか?
A. 公式サイトのアクセスページによれば、大型バス用を含め約270台が無料です。ただし屋根のある駐車場はないと明記されています。
Q. 車がなくても行けますか?
A. 那須塩原駅からタクシーで約30分(約19km・料金の目安約8,000円)と案内されています。宿泊者限定のバスフリーパスもあり、到着日・出発日に限り関東自動車那須線と那須観光周遊バスを利用できます。専用予約ページから宿泊前日17時までの予約が必要です。
Q. 犬と一緒に泊まれますか?
A. 公式サイトのよくある質問に、ペットと一緒の宿泊もペットの入館も遠慮願う旨が明記されています。犬連れの場合は別の施設を選ぶ必要があります。
まとめ:設備が具体的に公開されている、判断しやすいホテル
公式情報から確認できたことを整理します。
- 栃木県那須町。チェックイン15時/チェックアウト11時。客室は36㎡・72㎡・144㎡の3帯で定員2〜8名
- 大浴場は脱衣場にベビーベッド、内風呂と脱衣場に幼児用イス、ベビーソープ完備
- 大浴場は6時〜11時と15時〜23時の2部制。混浴の年齢制限は6歳まで
- 貸出はミニベビーベッド・ベッドガード・調乳ポット・補助便座・哺乳瓶洗浄セットなど。ミニベビーベッドは和室不可
- 離乳食は月齢に合わせて数種類。ハイチェアと子ども用食器もあり
- 子どもでも追加寝具は大人料金。ビュッフェ追加には小人料金あり
- 駐車場は無料約270台(屋根なし)。ペットは同伴・入館とも不可
このホテルの特徴は、子連れ向けの設備が公式サイトに具体的に書かれていることです。ベビーベッドの位置、幼児用イスの場所、貸出品の一覧、離乳食の有無まで公開されている宿は多くありません。行く前に「何を持って行けばいいか」がほぼ確定できるという意味で、計画が立てやすい施設だといえます。
一方で、追加寝具が大人料金という条件や、ミニベビーベッドが和室で使えないという制約は、予約の組み方を間違えると効いてきます。設備が充実しているぶん、料金と部屋タイプの設計だけは丁寧に確認してください。
実際に泊まったあとで、この記事には体験にもとづく内容を追記していく予定です。
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同じ那須エリアで、まったく方向性の違う宿も見ておくと選びやすくなります。犬連れ向けに整えられた那須のドッグリゾートに実際に泊まった記録です。設備重視のリゾートと比べると、家族に合う形が見えてきます。


参考文献
※ ホテル公式サイト(grand-mercure-nasuhighlands-resortandspa.jp)の各ページの内容も2026年8月に確認していますが、当該サイトは自動アクセスを制限しているためリンクは掲載していません。検索またはブックマークからご確認ください。
- アコー公式 グランドメルキュール那須高原リゾート&スパ(2026年8月確認)
- 那須町観光協会 施設紹介ページ(2026年8月確認)
- とちぎ旅ネット(栃木県観光物産協会) 施設紹介ページ(2026年8月確認)
- 那須町観光協会 オフィシャルサイト(2026年8月確認)
