犬と泊まれる宿を探していると、那須高原で必ず名前が挙がる施設のひとつが「ホテルフォレストヒルズ那須 with DOGS」です。全館がコテージ(ヴィラ)タイプで、敷地内に複数のドッグランがあり、レストランにも愛犬と一緒に入れる——という説明を見て、候補に入れた方も多いのではないでしょうか。
ただ、予約サイトの写真とキャッチコピーだけでは、実際に何ができて何ができないのかが分かりません。ドッグランは屋根があるのか、雨の日はどうするのか、温泉は犬と一緒に入れるのか。さらに子どももいる家庭なら、子ども料金やベビー用品の扱いも気になります。
この記事では、公式サイトに掲載されている情報だけを使って、この宿の設備と条件を整理します。第三者のまとめサイトの記述は使わず、公式に書かれていない項目は「記載なし」とはっきり書きます。読み終わったときに、自分の家庭の条件に合うかどうかを判断できる状態を目指しました。
この記事で分かること
- ドッグラン・ドッグプールなど犬用設備の種類と、それぞれの使いどころ
- 温泉とレストランの条件(愛犬同伴の可否、営業時間)
- 客室(ヴィラ)のタイプと、選び方の考え方
- 子連れで行く場合に、予約前に確認しておくべきこと
なお、料金・設備・サービス内容は改定されることがあります。この記事の内容は2026年8月時点で公式サイトに掲載されていた情報にもとづくものです。予約前には必ず公式サイトでご確認ください。
ホテルフォレストヒルズ那須 with DOGSの基本情報
まず、公式サイトで確認できる基本的な情報から押さえます。
| 項目 | 内容(2026年8月時点・公式サイト記載) |
|---|---|
| 所在地 | 〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙1880 |
| 電話番号 | 0287-78-0666 |
| 敷地 | 約20,000㎡(2ha)/「北関東最大級」と記載 |
| 客室 | 全館コテージ(ヴィラ)タイプ |
| 温泉 | アルカリ単純温泉/露天風呂・内湯とも100%天然掛け流し・男女入替制 |
| レストラン | Restaurant SOLARIS(愛犬同伴可・完全予約制) |
| 駐車場 | 60台・無料 |
| 送迎 | 那須塩原駅から(要事前相談と記載) |
| チェックイン/アウト | 公式サイトに記載なし(予約時に確認を) |
特徴を一言でいえば、「犬のための屋外設備が、後付けではなく最初から敷地の設計に組み込まれている宿」です。全コテージで軟水の天然井戸水を使用しているという記載もあります。
表示は選んだ日程・人数での滞在合計(最安)です(税込・各社の表示基準)。 楽天トラベルは1泊ずつの最安を合計しているため、1つのプランで通して予約した場合の金額とは異なることがあります。 子どもの料金は年齢帯(未就学児は食事・布団の要不要、小学生は学年)で大きく変わるため、 上で選んだ内訳をもとに計算しています。Agoda は区分ごとの代表年齢で計算した目安です。 実際の年齢や宿・プランの扱いによって金額が変わることがあるため、最終的な金額はリンク先でご確認ください。 料金と空室はリンク先の表示が最新です。
犬用設備:ドッグランは1種類ではない
この宿を検討するうえで一番の判断材料になるのが、犬用の屋外設備です。公式サイトの施設ページには複数のドッグランが挙げられており、それぞれ性格が違います。
① 天然芝のドッグラン(1,600㎡)
メインとなる広いドッグランです。全面天然芝で、アジリティ(障害物)が設置されています。ライトが完備されており、消灯は23時と記載されています。夕食後に走らせたい場合、この点は実用的な差になります。
天然芝は肉球への負担が人工芝より小さいとされており、走り回るタイプの犬には向きます。一方、雨の翌日はぬかるむため、足を拭くタオルは多めに用意しておくと安心です。
② 屋根付きドッグラン(人工芝・全天候型)
雨天時に効いてくるのがこちらです。人工芝の全天候型で、こちらにもアジリティがあると記載されています。旅行の日程は動かせないことが多いので、「雨でも遊ばせられる場所がある」というのは宿選びの実質的な安心材料になります。
③ 小型犬用のドッグガーデン
ウッドチップを敷いた小型犬向けのエリアです。あわせて、小型犬向けのパークについて「5kg未満」という条件が公式サイトに明記されています。大型犬と同じ場所で遊ばせるのが不安な家庭にとっては、サイズで区切られたエリアがあること自体が選ぶ理由になります。
④ ドッグプール(夏季限定)とアスレチック
夏季限定でドッグプールが利用できると記載されています。また「ドッグフィールド・ロード」として6コースのアスレチックがあります。夏に行くなら、プールのあとに体を洗える場所と乾かす手段(タオル、必要ならドライヤー)を自分たちで確保しておく前提で考えておくとよいでしょう。
⑤ 愛犬用の足湯
天然温泉掛け流しの愛犬用足湯があると記載されています(板室別邸・完全予約制)。犬用の温泉設備は珍しく、この宿を選ぶ動機になりうる要素です。予約制である点は、当日思い立って使えるとは限らないという意味なので、チェックイン時に確認しておくのが確実です。
このほか、夜の散歩道「杜の灯」(LED照明のイルミネーション)、愛犬の撮影用フォトスポット、ドッグショップ(9:00〜20:30)が公式サイトに挙げられています。ドッグパークについては営業時間9:00〜20:00、ビジター料金1,000円という記載があります。
⑥ 会員制度「with Dogs PAW CLUB」
公式サイトには、登録無料の会員制度「with Dogs PAW CLUB」の案内があります。会員は施設の利用が無料になるほか、各施設で使えるクーポンや割引の案内があるとされています。ドッグパークについてはビジター料金1,000円という記載があるため、宿泊せずに施設だけを使う場合と、宿泊者・会員として使う場合とで条件が変わる点は押さえておくとよいでしょう。
この宿に限らず、犬連れ向けリゾートは「宿泊料金に何が含まれているか」が施設ごとに違います。ドッグランやプールが宿泊者無料なのか、別料金なのかで総額は変わるので、予約前に含まれる範囲を確認しておくと、当日の出費が読めます。
温泉とレストラン
温泉:アルカリ単純温泉の掛け流し
泉質はアルカリ単純温泉で、露天風呂・内湯とも100%天然掛け流し、男女入替制と記載されています。単純温泉は成分の刺激が比較的おだやかな泉質とされており、長く浸かるより短めに何度か入るほうが向く人もいます。
また、一部の客室タイプでは客室の風呂で温泉を利用できると記載されています。共同浴場まで行かずに済む部屋を選べるかどうかは、犬を部屋に残せない場合や、小さな子どもがいる場合に効いてきます。
レストラン:愛犬同伴可・完全予約制
併設の「Restaurant SOLARIS」は地産地消・オーガニックを掲げるレストランで、店内に愛犬を同伴でき、愛犬用のメニューも用意されていると記載されています。営業時間は公式サイトによると次のとおりです。
- 朝食:8:00〜8:45(最終開始)/9:30閉店
- 夕食:17:30〜19:30(最終開始)/21:00閉店
- 完全予約制(2日前まで)
ここで注意したいのが「2日前まで」という予約期限です。当日や前日に「夕食を追加したい」と思っても対応できない可能性があります。犬連れの旅行では夜に外へ食べに出るのが難しいことも多いので、食事をどうするかは予約の段階で決めておくのが安全です。
なお、レストラン同伴の可否は犬連れの宿選びで最も差が出る項目のひとつです。同じ那須で実際に泊まったドッグリゾートの記録と並べると、条件の違いが分かります。

客室(ヴィラ)のタイプと選び方
公式サイトの客室ページには、次のようなタイプが掲載されています。広さ・定員・料金についての記載は公式サイトの客室ページでは確認できなかったため、予約時に確認が必要です。
| 客室タイプ | 公式サイトに記載されている特徴 |
|---|---|
| プレミアムルームヴィラ | バレルサウナ+露天風呂+愛犬専用露天風呂付 |
| メゾネットルームヴィラ | 天然温泉の岩風呂+露天風呂+愛犬専用露天風呂付 |
| 2ベッドスイートルームヴィラ | 天然温泉の岩風呂+テラス付 |
| 2ベッドルームヴィラ | 天然温泉+専用ドッグラン+リビング |
| ツインルームヴィラ | 専用天然温泉+テラス付 |
| スイートルームヴィラ | 専用ドッグラン+プレイルーム |
| 2ベッドルーム(小型犬向け) | 小型犬が動き回れるよう設計と記載 |
| 2ベッドルーム(猫用プラン) | 猫の同伴に対応 |
選び方の軸は3つに整理できます。
- 専用ドッグランが必要か:他の犬が苦手な子、あるいは共用ランの時間を気にせず遊ばせたい場合は、専用ラン付きのタイプ
- 犬と一緒に湯に入りたいか:愛犬専用露天風呂付のタイプを選ぶ
- 体格に合っているか:小型犬向けに設計された部屋タイプがある一方、大型犬の場合は動線に余裕のある広めのタイプが向きます
こんな人におすすめ:
- 犬を走らせることを旅の主目的にしたい
- 雨天でも予定を変えたくない
- 食事の時間も犬と離れたくない
- 猫も一緒に連れて行きたい(猫用プランの記載あり)
子連れで行く場合に確認しておきたいこと
正直に書くと、公式サイトでは子ども向けの情報がほとんど確認できませんでした。子ども料金、添い寝の可否、ベビーベッドの貸出、離乳食の対応について、いずれも記載を見つけられていません。
「記載がない=対応していない」とは限りませんが、期待して行くのは避けたほうがよい部分です。赤ちゃん・未就学児と一緒に行くなら、予約時に次の5点を電話で確認しておくと当日の想定が立ちます。
- 子ども料金の区分(何歳から料金が発生し、食事・寝具の有無でどう変わるか)
- ベビーベッドの貸出があるか。ない場合、添い寝で問題ないか
- 離乳食の提供、または持ち込みと温めが可能か
- 子ども用の食器・カトラリー・椅子があるか
- おむつが取れていない子が共同浴場を利用できるか(不可の宿は少なくありません)
なお、敷地内には「フォレストファーム」としてポニーの乗馬体験やヤギのエサやり体験があり、営業時間は10:00〜12:00/14:00〜16:00、料金は500円〜1,000円と記載されています。動物とふれあえる時間があるのは、子連れにとっては現実的な楽しみ方です。
アクセスと、行く前に押さえておきたい注意点
車が基本。電車の場合は送迎の事前相談を
住所は栃木県那須郡那須町高久乙1880。駐車場は60台で無料と記載されています。那須塩原駅からの送迎については「要事前相談」とされているため、電車で向かう予定なら予約の段階で相談しておく必要があります。
買い出しは到着前に済ませる
那須高原の宿は、敷地が広いぶん周囲に店がないことが珍しくありません。飲み物や翌朝の軽食、犬のフードの予備は、高速を降りる前後で買っておくと安心です。同じ那須エリアの犬連れ向けリゾートについては、施設内に売店がなく近くにコンビニもなかったという例を別記事で書いています。

ワクチン接種の状況を確認しておく
ペット同伴の宿では、狂犬病予防注射と混合ワクチンの接種を条件とし、証明書の提示を求める施設が多くあります。この宿の条件は公式サイトで確認できなかったため、予約時に確認してください。いずれにせよ、接種証明書は持参するか撮影しておくと確実です。
よくある質問
Q. レストランに犬を連れて入れますか?
A. 公式サイトには、併設のRestaurant SOLARISに愛犬を同伴でき、愛犬用のメニューも用意しているという記載があります。完全予約制(2日前まで)とされているため、食事つきで泊まりたい場合は予約時に手配しておいてください。
Q. 雨の日でも犬を遊ばせられますか?
A. 屋根付きの全天候型ドッグラン(人工芝)があると記載されています。天候にかかわらず走らせる場所を確保したい場合は、この設備の有無が判断材料になります。当日の利用可否や時間帯はチェックイン時に確認してください。
Q. 何頭まで一緒に泊まれますか?
A. 頭数やサイズの上限について、公式サイトでは確認できませんでした。ただし小型犬向けのパークには「5kg未満」という条件の記載があります。多頭飼いの場合は、部屋タイプごとの条件を予約時に確認するのが確実です。
Q. 犬と一緒に温泉に入れますか?
A. 客室タイプによっては愛犬専用の露天風呂が付いていると記載されています。また、天然温泉掛け流しの愛犬用足湯(板室別邸・完全予約制)もあります。共同浴場への同伴については記載が見当たらないため、一般的なマナーとしても人用の浴場には連れて入らない前提で計画してください。
Q. 赤ちゃん連れでも泊まれますか?
A. 宿泊自体は可能と考えられますが、子ども料金・ベビーベッド・離乳食に関する記載は公式サイトで確認できませんでした。ベビーベッドの有無、離乳食の持ち込みと温めの可否、子ども用食器の有無、共同浴場の利用条件は、予約時に個別に確認することをおすすめします。
Q. 猫も泊まれますか?
A. 客室ページに猫用プランに対応した部屋タイプの記載があります。犬と猫を同時に連れて行けるかどうかを含め、条件は予約時に確認してください。
Q. 宿泊料金の目安はどれくらいですか?
A. 公式サイトでは料金の記載を確認できませんでした。予約サイトでは1泊1万3千円台からの表示が見られますが、部屋タイプ・時期・食事の有無で大きく変動します。最新の料金は公式サイトまたは予約サイトでご確認ください。
Q. 電車で行けますか?
A. 那須塩原駅からの送迎について、事前相談が必要と公式サイトに記載されています。犬を連れての鉄道移動はキャリーのサイズ規定などもあるため、車で向かうほうが現実的な場合が多いでしょう。駐車場は60台・無料と記載されています。
まとめ
- 約20,000㎡の敷地に、天然芝1,600㎡・屋根付き・小型犬用と複数のドッグランがあり、犬用設備の種類が多い
- レストランに愛犬を同伴でき、犬用メニューもある。ただし完全予約制(2日前まで)
- 温泉はアルカリ単純温泉の100%天然掛け流し。客室によっては愛犬専用露天風呂付
- 子ども料金・ベビー用品の記載は公式サイトで確認できず。乳幼児連れは予約時の確認が前提
犬を走らせることを旅の中心に据えるなら、設備の選択肢が多いぶん満足度は高くなりやすい宿だといえます。逆に、赤ちゃん連れで「子ども向けの備品が整っていること」を最優先にするなら、事前確認なしで予約するのは避けたほうがよいでしょう。
判断の分かれ目は、旅の主役を犬に置くか子どもに置くかです。両方を同時に満たしたい場合は、確認すべき項目が単純に倍になるので、予約前の電話1本が結果的に一番の時短になります。
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