鬼怒川温泉は、浅草から特急で2時間ほどという距離と、東武ワールドスクウェアや日光江戸村といった子ども向けの施設が近いことから、子連れ旅行の行き先として定番になっているエリアです。宿の数も多く、どこを選べばいいのか迷いやすい場所でもあります。
「鬼怒川プラザホテル」は、その鬼怒川温泉の中でも規模の大きい旅館です。客室のタイプが多く、食事処が複数あり、夏には屋外プールも営業しています。ただ、規模が大きい宿ほど「うちの家族に合う部屋・プランはどれなのか」が分かりにくいのも事実です。
この記事では、公式サイトに掲載されている情報だけを使って、この宿の風呂・食事・客室・子連れ向けの設備を整理します。公式に記載がない項目は「記載なし」とはっきり書き、推測では埋めません。赤ちゃん連れで気になる項目については、予約時に確認すべきことも具体的に挙げます。
この記事で分かること
- 大浴場・貸切風呂の構成と利用時間
- 食事処の種類(バイキングか、部屋食か)
- 客室タイプと室数、部屋選びの考え方
- 子連れ向けの設備と、予約前に確認しておくべきこと
なお、料金・設備・プラン内容は改定されることがあります。この記事は2026年8月時点で公式サイトに掲載されていた情報にもとづくものです。予約前には必ず公式サイトでご確認ください。
鬼怒川プラザホテルの基本情報
| 項目 | 内容(2026年8月時点・公式サイト記載) |
|---|---|
| 所在地 | 〒321-2526 栃木県日光市鬼怒川温泉滝530 |
| 電話番号 | 0288-76-1031 |
| 大浴場 | 宝の湯(男子「殿の湯」/女子「姫の湯」)14:00〜翌10:00 |
| 離れの共同浴場 | 蔵の湯(古民家)16:00〜24:00/6:00〜10:00 |
| 貸切風呂 | 「自然浴 離れの湯 あけび」「森のお風呂 鬼燈亭」(料金・時間は記載なし) |
| 食事 | バイキング形式の会場が複数/個室和食/部屋食プランあり |
| アクセス | 鬼怒川温泉駅から約1.4km・徒歩約20分。駅からダイヤルバスあり |
| チェックイン/アウト | 公式サイトに記載なし(予約時に確認を) |
表示は選んだ日程・人数での滞在合計(最安)です(税込・各社の表示基準)。 楽天トラベルは1泊ずつの最安を合計しているため、1つのプランで通して予約した場合の金額とは異なることがあります。 子どもの料金は年齢帯(未就学児は食事・布団の要不要、小学生は学年)で大きく変わるため、 上で選んだ内訳をもとに計算しています。Agoda は区分ごとの代表年齢で計算した目安です。 実際の年齢や宿・プランの扱いによって金額が変わることがあるため、最終的な金額はリンク先でご確認ください。 料金と空室はリンク先の表示が最新です。
風呂:大浴場・古民家の共同浴場・貸切風呂
大浴場「宝の湯」は14時から翌朝10時まで
公式サイトによると、大浴場「宝の湯」は男子が「殿の湯」、女子が「姫の湯」で、利用時間は14:00〜翌10:00と記載されています。泉質は弱アルカリ性低張性温泉です。
構成は、男子大浴場が内湯1・露天1・サウナ、女子大浴場が内湯1・露天2(うちジャグジー1)・サウナと記載されています。女子側のほうが浴槽の数が多い構成です。
子連れで気になるのは利用時間の幅です。14時から翌朝10時まで使えるということは、子どもが寝たあとに大人が交代で入る、朝食前に子どもと入る、といった動き方ができます。到着直後の混み合う時間を避けやすいのは、小さい子がいる家庭には実用的な条件です。
離れの古民家「蔵の湯」は時間帯が限られる
もうひとつ、離れの古民家共同浴場「蔵の湯」があります。泉質はアルカリ性単純泉で、男女それぞれ内湯と露天風呂があると記載されています。利用時間は16:00〜24:00と6:00〜10:00です。
大浴場と違って時間が区切られているため、「あとで行こう」と考えていると入りそびれます。複数の風呂に入りたい場合は、夕食の時間から逆算して順番を決めておくのが確実です。
貸切風呂は2種類。料金と時間は要確認
公式サイトには貸切露天風呂として「自然浴 離れの湯 あけび」「森のお風呂 鬼燈亭」の2つが掲載されています。館内施設ページによると、室貸切露天風呂「鬼燈亭」が10室、渓谷沿いの個室貸切露天風呂「あけび」が10室で、合わせて20室あります。
貸切風呂が20室というのは、この規模の宿としては多いほうです。数が多ければ、その日のうちに順番が回ってくる可能性も上がります。ただし利用時間・料金・予約方法は公式サイトに記載がありません。宿泊プランのなかには「貸切風呂ほおずき亭50分付」「家族風呂50分付」と明記されたものがあるので、確実に入りたいなら風呂付きのプランを選ぶのがいちばん早い方法です。
おむつが取れていない子は大浴場を利用できないとしている宿は少なくありません。この宿については、大浴場の利用条件に関する記載を公式サイトで確認できませんでした。赤ちゃん連れの場合は、貸切風呂の料金・予約方法とあわせて、大浴場を利用できるかどうかを予約時に必ず確認してください。
同じ鬼怒川温泉のあさやについては、子ども料金や貸出用品を公式サイトで確認したうえでレビュー記事を書いています。条件を比べたい場合の参考になります。

食事:バイキングの会場が複数ある
公式サイトの食事ページには、次のような食事処が掲載されています。
- きぬ川馬留(バル):バイキング形式。スペイン料理のタパスとパエリア
- 山餐亭:ブッフェ形式。50種の小鉢ビュッフェと炭火焼き
- 華厳:バイキング形式。創作中華30種以上、無煙ロースター使用
- 都味喜:個室での和食(おばんざい料理)
- 和膳:部屋食に対応
- 朝食:ビュッフェ形式(和食会場・洋食会場)
子連れ旅行では、この「形式の選択肢がある」ことが効いてきます。バイキングは、子どもが食べられるものを親が選んで取りに行けるので、好き嫌いがはっきりしている時期には向きます。逆に、子どもがじっとしていられない時期や、周囲を気にしたくない場合は、部屋食や個室のほうが落ち着いて食べられます。
どの会場になるかはプランによって変わります。予約の段階で、料理の内容だけでなく「どこで食べるか」を確認しておくと、当日の想定が立てやすくなります。
なお、子ども向けメニューや離乳食に関する記載は公式サイトで確認できませんでした。離乳食期の子と一緒なら、持ち込みと温めが可能かを予約時に確認しておくのが確実です。
客室:タイプが多く、室数にも差がある
公式サイトの客室ページには多くのタイプが掲載されています。主なものを整理すると次のとおりです(広さ・定員は記載があるものだけ記しています)。
| 客室タイプ | 室数 | 公式サイトに記載されている情報 |
|---|---|---|
| リニューアルコンセプトルーム和室 | 全51室 | — |
| 高層階リニューアルコンセプトルーム | 全34室 | — |
| 百華スタンダード(和室) | 全32室 | 定員5名 |
| リニューアルコンセプトルーム洋室 | 全11室 | 10帖・3〜4名 |
| 藍花スタンダード(和室) | 全7室 | — |
| 源泉掛け流し露天風呂付客室「翠」 | 全9室 | 露天風呂付 |
| 百華スーペリアルーム和洋室 | 全1室 | ビューバス付 |
| はんなり(和洋室)/ふうわり | 各1室 | 定員5名・ビューバス付 |
子連れで選ぶときの考え方は3つに整理できます。
- 和室か洋室か:ハイハイやつかまり立ちの時期なら、ベッドからの転落を避けられる和室(布団)のほうが安全に配慮しやすくなります
- 部屋風呂が必要か:大浴場に入れない時期の子がいるなら、露天風呂付客室「翠」やビューバス付の部屋が選択肢になります(ただし室数は少なめです)
- 定員に余裕があるか:定員5名の部屋タイプがあるため、祖父母と一緒の3世代旅行にも対応しやすい構成です
露天風呂付客室は全9室、ビューバス付の部屋はいずれも1室程度と、数が限られています。希望する場合は早めの予約が前提になります。
子連れ向けの設備・アクティビティ
公式サイトのファミリープラン一覧には、次のような内容が掲載されています。
- ホテル屋外プール(無料と記載)
- ボードゲームの貸し出し(無料と記載)
- 遊技場での卓球またはビリヤード(無料時間あり)
- 夏季のイベント(魚のつかみ取り、工作体験、お祭り広場、花火セットなど、プランにより異なる)
- テーマパークの入園券付きプラン
ファミリープランの料金帯は13,200円〜40,700円と幅があります。時期・部屋タイプ・食事内容によって変わるため、目安として捉えてください。
屋外プールや卓球のように「宿の中で子どもの時間を消費できる設備」があるかどうかは、子連れ旅行では意外と重要です。チェックインから夕食までの時間、雨で外に出られない時間をどう埋めるかで、大人の疲れ方が変わります。
一方、子ども料金の区分、ベビーベッドの貸出、子ども用食器や椅子の有無については、公式サイトで記載を確認できませんでした。次の5点は予約時に確認しておくことをおすすめします。
- 子ども料金の区分(何歳から料金が発生するか、食事・寝具の有無で金額がどう変わるか)
- ベビーベッドや布団の追加が可能か
- 離乳食の提供、または持ち込みと温めが可能か
- 子ども用の食器・カトラリー・椅子があるか(浴衣は子ども用の記載あり)
- おむつが取れていない子が大浴場を利用できるか。不可の場合、貸切風呂の料金と予約方法
チェックイン直後に大浴場へ向かうか、先に部屋で休むかだけでも決めておくと、夕食の時間に追われずに済みます。子どもの昼寝の時間帯が読めるなら、そこに移動や入浴を合わせるのが結局いちばん楽です。
館内施設で、子連れに効くもの
館内施設ページには、プランに付いてこない常設の設備も並んでいます。子連れで意味があるのは次の3つです。
- ランドリーコーナー(24時間)と自動販売機:食べこぼしやおむつ漏れで着替えが尽きたときに洗える。夜中にミルク用の水を買える
- 売店・ミニライブラリー・フリーインターネットスペース:夕食までの空き時間に行ける場所がある
- 客室アメニティに大人用と子ども用の浴衣:子どもの分の浴衣を持参しなくてよい
大浴場は男女とも内湯・露天風呂・サウナがあり、ジャグジーは女性側のみと記載されています。ほかに女性専用の岩盤浴6床(高温3床・低温3床)と足湯1か所があります。岩盤浴は子どもを連れて入る場所ではないので、使うなら大人が交代する前提で時間を見ておいてください。
なお、2023年4月1日から館内は全面禁煙と告知されています。子連れにとっては明確な利点です。
滞在時間の配分を先に決めておく
鬼怒川温泉の周辺には、東武ワールドスクウェアや日光江戸村など、子どもと一緒に回れる施設があります。ただ、子連れで宿の設備と観光の両方を詰め込むと、たいてい入浴か食事のどちらかが慌ただしくなります。
目安としては、観光を入れる日は宿での自由時間を短く見積もり、屋外プールや遊技場を使うなら観光を1か所に絞る、といった配分にすると無理がありません。各施設の営業時間や休業日は変わることがあるため、出発前に必ず各公式サイトで確認してください。
アクセス
公式サイトのアクセスページには次のように記載されています。
- 徒歩:鬼怒川温泉駅から約1.4km、約20分。駅を背にして右(北)へ800m進み、「ふれあい橋」を渡ってさらに右へ350m
- バス:鬼怒川温泉駅を出てすぐ右にダイヤルバスの乗り場。電車の到着に合わせて出発し、温泉地内の各旅館をまわる
- タクシー:駅前におおむね常駐。ホテルまでは概ね1メーター+1回追加程度と記載
徒歩20分は、大人だけなら散歩の範囲ですが、ベビーカーと荷物を持った子連れだと現実的とはいえません。特に夏場や雨天は、素直にバスかタクシーを使うほうが体力を残せます。
車で行く場合、館内施設ページには乗用車200台・大型バス20台の駐車場と記載されています。チャイルドシートを積んだまま動きたい家庭には、台数に余裕があるのは安心材料です。料金や予約の要否についての記載はありません。
どんな家庭に向くか
こんな人におすすめ:
- 子どもが自分で選んで食べられるバイキングを希望する
- 宿の中で時間を潰せる設備(プール・卓球・ボードゲーム)が欲しい
- 祖父母を含む3世代で泊まりたい(定員5名の部屋タイプあり)
- 大浴場を朝も夜も使いたい(14:00〜翌10:00)
逆に、部屋風呂だけで完結させたい、あるいは他の宿泊客と動線を分けたいという希望が強い場合は、露天風呂付客室の数が限られる点がネックになります。棟ごと・部屋ごとに独立したタイプの宿を検討したほうが、条件に合いやすいでしょう。
よくある質問
Q. 大浴場は何時から入れますか?
A. 公式サイトによると、大浴場「宝の湯」は14:00〜翌10:00です。離れの古民家共同浴場「蔵の湯」は16:00〜24:00と6:00〜10:00と記載されています。蔵の湯は時間が区切られているため、入りたい場合は夕食前後の予定に組み込んでおくとよいでしょう。
Q. おむつが取れていない子でも大浴場に入れますか?
A. 公式サイトに記載を確認できませんでした。温泉宿では利用を制限している例が少なくないため、赤ちゃん連れの場合は予約時に確認してください。不可の場合は、貸切風呂か部屋風呂付きの客室を検討することになります。
Q. 食事はバイキングですか?部屋食もできますか?
A. どちらもあります。公式サイトにはバイキング・ブッフェ形式の会場が複数掲載されているほか、個室での和食「都味喜」、部屋食に対応する「和膳」の記載があります。どの形式になるかはプランによって変わるため、予約時に確認してください。
Q. 離乳食の対応はありますか?
A. 離乳食に関する記載は公式サイトで確認できませんでした。持ち込みと温めが可能かどうかを予約時に確認するのが確実です。バイキング形式の会場であれば、大人の料理から取り分けられるものもありますが、味付けの濃さには注意してください。
Q. 子ども料金はいくらですか?
A. 公式サイトでは子ども料金の区分を確認できませんでした。多くの宿では、食事と寝具の有無によって料金が変わります。予約時に、年齢区分と食事・寝具の扱いをあわせて確認してください。
Q. プールはいつ利用できますか?
A. 公式サイトのファミリープランに、ホテル屋外プールを無料で利用できる旨の記載があります。屋外プールのため営業は夏季に限られると考えられますが、期間・時間の記載は確認できませんでした。プール目的で予約するなら、営業期間を必ず確認してください。
Q. 駅から歩けますか?
A. 公式サイトには鬼怒川温泉駅から約1.4km・徒歩約20分と記載されています。ただし荷物とベビーカーがある子連れには負担が大きい距離です。駅前からのダイヤルバス、またはタクシーの利用が現実的でしょう。
Q. 犬と一緒に泊まれますか?
A. ペット同伴に関する記載は公式サイトで確認できませんでした。犬連れで鬼怒川温泉に泊まりたい場合は、ペット同伴を前提としている宿を選ぶほうが確実です。
まとめ
- 大浴場は14:00〜翌10:00と利用時間が長く、交代で入りやすい。離れの「蔵の湯」は時間帯が限られる
- 食事はバイキング形式の会場が複数あり、個室和食・部屋食の選択肢もある
- 客室タイプが多く定員5名の部屋もある一方、露天風呂付客室は全9室と少ない
- 屋外プール・卓球・ボードゲームなど、宿内で子どもの時間を使える設備がある
- 子ども料金・ベビー用品・離乳食・大浴場の利用条件は公式に記載なし。予約時の確認が前提
規模の大きい宿は、選択肢が多いぶん「自分たちに合う組み合わせ」を選べるのが利点です。逆にいえば、部屋・食事会場・風呂の3点を決めないままプランを眺めても、比較が進みません。子連れなら、まず風呂の条件(大浴場に入れるか)から決めると、選ぶべき部屋タイプが自然に絞れます。
公式サイトに載っていない項目が残る場合は、電話で聞いてしまうのが一番早い方法です。特に赤ちゃん連れは、確認する項目が毎回同じなので、一度リストにしておくと次の旅行から使い回せます。
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