赤ちゃんを連れて初めて泊まりで出かけるとき、いちばん怖いのは「泊まってみたら、子連れ向けじゃなかった」という展開です。大きなホテルは設備が整っている代わりに、周りの目が気になる。小さな宿は融通が利きそうだけれど、そもそも赤ちゃんを受け入れているのかが分からない。
那須高原ペンションローレルは、宿名そのものに「赤ちゃん子供連れ歓迎の宿」と入っている7室のペンションです。公式サイトには、宿泊客のほとんどが小さな子ども連れであること、これまでで最年少は生後1か月の赤ちゃんだったことが書かれています。
ただ、「歓迎」と書いてあることと、自分の家族に合うかどうかは別の話です。食事の時間が決まっているのか、離乳食は用意されるのか、お風呂に赤ちゃんを連れて入れるのか。ここを確認しないまま予約すると、当日に困ります。
この記事では、公式サイトに書かれている情報だけを拾い直して、子連れ目線で並べ替えました。公式に書かれていないことは「書かれていない」とはっきり書きます。そのほうが、予約前に何を確認すればいいかがはっきりするからです。
この記事で分かること
- ベビーベッドが無料レンタルであること、そして使える部屋が1室だけであること
- 子ども料金・幼児料金が年齢と食事・寝具の有無でどう変わるか
- 離乳食は「用意なし・持ち込み」という前提と、温めや食器の貸出
- 貸切の内風呂2か所と、脱衣場の着替え台・ベビーチェア
- 食事が一斉スタートであること、支払いが現金のみであることなどの注意点
なお、料金・設備・サービス内容は改定されることがあります。予約前には必ず那須高原ペンションローレルの公式サイトでご確認ください。この記事は2026年8月8日時点で公式サイトに掲載されていた情報にもとづいています。
基本情報|那須の別荘地に建つ全7室のペンション
那須高原ペンションローレルは、栃木県那須郡那須町高久乙1863-52にあるペンションです。公式サイトによると、客室は和室6畳が4室、和室8畳が2室、洋室8畳が1室の合計7室。全室に冷暖房とテレビが備わっているとされています。
チェックインは15:00から、チェックアウトは10:00まで。夕食は18:00、朝食は8:00で、いずれもダイニングで一斉スタートと明記されています。
| 項目 | 公式サイトの記載(2026年8月8日確認) |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県那須郡那須町高久乙1863-52 |
| 電話 | 0287-78-3410(TEL&FAX) |
| 客室 | 全7室(和室6畳×4/和室8畳×2/洋室8畳×1) |
| チェックイン/アウト | 15:00〜/10:00まで |
| 食事時間 | 夕食18:00/朝食8:00(一斉スタート) |
| 風呂 | 貸切利用の内風呂2か所/15:00〜24:00・6:00〜9:30 |
| 支払い | 現地は全額現金。クレジットカード不可 |
| ベビーベッド | 無料レンタル(洋室に追加可・予約時に申告) |
先に注意点を挙げておくと、支払いは現地で全額現金と明記されています。クレジットカードは使えません。また、食事に間に合わない場合はキャンセル扱いになることがあるとも書かれています。子連れの移動は遅れがちなので、到着時刻には余裕を持たせたいところです。
表示は選んだ日程・人数での滞在合計(最安)です(税込・各社の表示基準)。 楽天トラベルは1泊ずつの最安を合計しているため、1つのプランで通して予約した場合の金額とは異なることがあります。 子どもの料金は年齢帯(未就学児は食事・布団の要不要、小学生は学年)で大きく変わるため、 上で選んだ内訳をもとに計算しています。Agoda は区分ごとの代表年齢で計算した目安です。 実際の年齢や宿・プランの扱いによって金額が変わることがあるため、最終的な金額はリンク先でご確認ください。 料金と空室はリンク先の表示が最新です。
子連れ設備|「赤ちゃんのお世話」を前提に作られている
① ダイニングに哺乳瓶を洗うシンクがある
公式サイトの子ども向けページには、ダイニングに赤ちゃんの哺乳瓶を洗うためのシンクがあり、スポンジ、洗剤、電子レンジ用の哺乳瓶煮沸ケースを用意していると記載されています。
これは、ミルクの時期にはかなり実用的な設備です。客室の洗面台で哺乳瓶を洗うのは、スペースの面でも衛生の面でもやりにくいものです。専用のシンクと消毒ケースが共用部にあれば、その手間がなくなります。
あわせて、ダイニングには首がすわらない時期から幼児期まで、段階に合わせた各種の椅子を用意していると書かれています。「ハイローチェアはありますか」と個別に聞かなくても済むレベルで、椅子の選択肢が用意されているということです。
② ダイニングの隣に約16畳のプレイルーム
公式サイトによると、ダイニングの隣に約16畳のプレイルームがあり、大型の遊具、レゴブロック、絵本、DVDが用意されているとのことです。食事の途中で子どもが飽きても、ダイニングから目が届く場所で遊ばせられる構成だと説明されています。
食事が一斉スタートの宿で、これはかなり効きます。子どもが先に食べ終わって騒ぎ出したときに、逃げ場があるかどうかで大人の食事の落ち着き方が変わるからです。
③ 共用の冷蔵庫・電子レンジ・ポットが24時間使える
フロント脇に共用の冷蔵庫、電子レンジ、湯沸かしポットがあり、24時間利用できると記載されています。食べ物・飲み物の持ち込みも自由で、コップや皿、子ども用の食器類も貸してもらえるとのことです。
持ち込み自由で電子レンジが24時間使えるという条件は、離乳食期の家庭にはそのまま効きます。ただし、公式サイトには「ペンションから一番近いコンビニエンスストアでも車で7分程かかりますので、チェックイン前にお買い求めください」という案内があります。ミルクやおむつの買い足しは、到着前に済ませておく前提です。
④ 2階女性トイレに子ども用ミニトイレとおむつ専用ごみ箱
2階の女性トイレには、子ども用のミニトイレとおむつ専用のごみ箱があると記載されています。トイレトレーニング中の子でも使いやすい構成です。
お風呂|貸切の内風呂が2か所。着替え台とベビーチェアつき
お風呂は内風呂が2か所あり、空いているときに中から鍵をかけて使う方式と記載されています。つまり予約は不要で、時間の制約が少ない使い方ができます。利用時間は15:00〜24:00と、翌朝6:00〜9:30です。
子連れに関係する記載としては、浴室にベビーチェア、脱衣場に赤ちゃんの着替え台があること、フロントでベビーバスを無料で貸し出していることが挙げられています。公式サイトは「ひとりでたっち出来ない赤ちゃんでも安心してご入浴いただけます」と説明しています。お風呂におもちゃも置いてあるとのことです。
大浴場ではなく貸切の内風呂という形なので、おむつが取れていない子の入浴制限という論点自体が生じにくい構成です。ただし、公式サイトに温泉である旨の記載はありません。温泉を目当てにするなら、別の宿を検討したほうがよいでしょう。赤ちゃん用のボディソープはフロントで無料レンタルできると記載されています。
食事|子どもはワンプレート。離乳食は「持ち込み」が前提
夕食は季節の素材を使ったコース料理で、公式サイトのメニュー例はスープ、サラダ、魚介料理、肉料理、ライス、デザート。メインの肉料理は前日までの予約で、プラス770円で倍量にできるとされています。
子どもにはワンプレートのお子さまランチが用意されます。そして離乳食については、はっきりこう書かれています。「離乳食はご用意しておりませんので、『お子様食事なし』でご予約の上、お好きなものをお持ち込みください」。食器類の貸し出しや温めには対応してもらえるとのことです。
離乳食を用意している宿と比べると手間はかかりますが、条件が明確なぶん準備はしやすい形です。持ち込む前提なら、いつものベビーフードや食べ慣れた食材をそのまま使えるという利点もあります。月齢に応じてどんな固さ・量が目安になるかは、別記事にまとめています。

アレルギーについては「応相談。できる限りの対応はいたしますが、程度によってはお食事の提供をお断りする場合もございます」と記載されています。対応の可否は事前のやり取りで決まるということです。食物アレルギーで気になる症状がある場合は、旅行の前に小児科で相談しておくと安心です。
なお、飲み物の持ち込みも自由とされており、館内では地元栃木の日本酒やワインも用意されているとのことです。
客室|ベビーベッドが使えるのは洋室1室だけ
① 和室6畳(定員2〜3名)・4室
公式サイトでは「赤ちゃん連れに優しいシンプルな和室」と説明されており、割れて困る調度品や破れる心配のある障子はないと書かれています。
こんな人におすすめ:
- ハイハイ期・つかまり立ち期の子を、床に下ろして過ごさせたい家庭
- ベッドからの転落が心配で、布団で寝かせたい家庭
② 和室8畳(定員4名)・2室
寝具を最大4組用意できる部屋です。ただし公式サイトには、寝具2組または3組で利用する場合は料金が一段階上がることがあると明記されています。
こんな人におすすめ:
- 祖父母を含めた3世代旅行
- 子どもが複数いて、荷物の置き場も含めて広さがほしい家庭
③ 洋室8畳(定員3名+ベビーベッド1台)・1室
シングルベッドを最大3台まで用意でき、並べて配置するため転落の心配が少ないと説明されています。そして、ベビーベッドを追加できるのはこの洋室で、レンタルは無料と明記されています。利用する場合は予約時に伝える必要があります。
こんな人におすすめ:
- 普段からベビーベッドで寝かせていて、旅先でも同じ環境にしたい家庭
- 大人が布団よりベッドで休みたい家庭
ベビーベッドが無料なのはありがたい条件ですが、対応する部屋が1室しかない以上、埋まっていれば使えません。ベビーベッド前提で計画するなら、早めの予約が必要です。ベビーベッドをいつまで使うか、旅先で代わりに何を使うかという考え方は別記事にまとめています。

料金|年齢と「食事・寝具の有無」で決まる
公式サイトの料金ページには、1泊2食付き(税込・サービス料込)の基本料金が掲載されています。大人は時期によってL料金からC料金までの区分があり、さらにJ料金と時価のM料金が設定されています。
| 区分 | 料金(1泊2食付・税込) |
|---|---|
| 大人(10歳以上) | L 8,800円/A 9,900円/B 11,000円/C 12,100円/J 12,650円/M 時価 |
| 子供(3〜9歳) | 5,610円 |
| 幼児(3歳未満) | 食事・寝具の有無により2,750円〜5,610円。食事も寝具も不要な場合は無料 |
子ども料金は9歳までで、10歳から大人料金になります。10歳未満でも大人と同じ食事を希望する場合は大人と同額になると記載されています。
あわせて、リピーター向けの「O・A割(オーバーエイジ割)」という制度が案内されています。以前に泊まったことがある場合、子どもが10歳を超えても子供料金(通年5,610円)のまま利用できるという内容で、予約時に以前泊まった旨を伝えて申し出る形とされています。
なお、掲載されている料金は、6畳和室・洋室を2〜3名、8畳和室を4名で利用する場合のものと注記されています。人数が少ない場合は金額が変わるため、実際の総額は予約時に確認してください。アメニティも宿泊料金には含まれず、タオルセット230円、ゆかた230円、歯ブラシ50円、髭剃り90円で別途とされています。持参すればその分は不要です。
予約前に確認しておきたい4つのこと
- ベビーベッドの空き:使えるのは洋室1室のみ。無料だが数の制約がある
- アレルギー対応の可否:応相談。程度によっては食事の提供を断られる場合があると明記
- 駐車場・送迎:公式サイトに記載なし。公共交通機関で向かう場合は事前確認を
- 現金の準備:現地精算は全額現金。クレジットカードは使えない
アクセスについては、公式サイトに「カーナビで検索する場合は必ず住所で検索をしてください」という注意書きがあります。施設名では正しく案内されない可能性があるということなので、出発前に住所を登録しておくとよいでしょう。
よくある質問
ベビーベッドは借りられますか?料金はかかりますか?
借りられます。公式サイトによると、ベビーベッドのレンタルは無料です。ただし追加できるのは洋室8畳(定員3名+ベビーベッド1台)で、利用する場合は予約時に伝える必要があると記載されています。
離乳食は用意してもらえますか?
用意はありません。公式サイトには「離乳食はご用意しておりませんので、『お子様食事なし』でご予約の上、お好きなものをお持ち込みください」と記載されています。食器類の貸し出しや温めには対応してもらえるとのことです。フロント脇の共用の電子レンジは24時間使えます。
子ども料金はいくらですか?
公式サイトの料金表によると、3〜9歳の子供は5,610円、3歳未満の幼児は食事・寝具の有無に応じて2,750円から5,610円、食事も寝具も不要な場合は無料とされています。10歳からは大人料金です。いずれも1泊2食付き・税込の基本料金です。
お風呂は温泉ですか?赤ちゃんも入れますか?
公式サイトに温泉である旨の記載はありません。内風呂が2か所あり、空いているときに中から鍵をかけて貸切で使う方式です。浴室にベビーチェア、脱衣場に赤ちゃんの着替え台があり、フロントでベビーバスを無料で貸し出しているとされています。利用時間は15:00〜24:00と、翌朝6:00〜9:30です。
食事の時間は選べますか?
選べません。公式サイトには、夕食18:00・朝食8:00で、ダイニングにて一斉スタートと記載されています。時間に間に合わない場合は食事をキャンセル扱いにする場合があるとも書かれているため、到着時刻には余裕を持たせてください。
支払いにクレジットカードは使えますか?
使えません。公式サイトに「現地でのお支払いは全額現金でのご精算となります。クレジットカードのお取り扱いはしておりません」と明記されています。
近くにコンビニはありますか?
公式サイトによると、一番近いコンビニエンスストアでも車で7分ほどかかるため、チェックイン前に買い物を済ませることが案内されています。飲食物の持ち込みは自由とされています。
まとめ|設備よりも「前提が子連れ」であることが価値の宿
- 全7室。ダイニングに哺乳瓶用シンクと段階別の椅子、隣に約16畳のプレイルーム
- ベビーベッドは無料。ただし追加できるのは洋室1室だけ
- 離乳食の用意はなし。「お子様食事なし」で予約して持ち込む前提。温め・食器貸出は可
- 内風呂2か所を貸切で利用。ベビーチェア・着替え台・ベビーバスあり。温泉の記載はなし
- 食事は18:00・8:00の一斉スタート。支払いは現金のみ
この宿の価値は、豪華な設備ではなく、赤ちゃん連れが「前提」になっている点にあります。哺乳瓶を洗うシンクがダイニングにある、椅子が月齢別にそろっている、食事中に子どもが飽きたら隣で遊べる。どれも派手ではありませんが、子連れで泊まったときに効いてくる部分です。
一方で、温泉ではないこと、離乳食の用意がないこと、食事の時間を選べないこと、現金精算であることは、人によっては合わない条件です。ここを許容できるかどうかで判断が分かれます。
料金・設備・サービス内容は改定されることがあります。この記事は2026年8月8日時点で公式サイトに掲載されていた情報にもとづいています。予約前には必ず那須高原ペンションローレルの公式サイトで最新の内容をご確認ください。
宿の情報は「調べれば分かること」と「泊まらないと分からないこと」に分かれます。この記事で埋められたのは前者だけです。後者は、実際に泊まったときに追記していきます。
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同じ那須エリアの宿に泊まった記録です。売店やコンビニが近くにないこと、車が前提になることなど、那須で宿を選ぶときの共通の注意点が分かります。

ベビーベッドが使えない部屋になった場合、旅先で赤ちゃんをどこに寝かせるかが問題になります。ベビーベッドを何歳まで使うか、布団に切り替える判断の考え方は別記事にまとめています。

同じ那須でも、建物の形からして違う宿もあります。モンゴルのゲルに泊まるモンゴリアビレッジ テンゲルは温泉も引いていて、「泊まること自体が子どもの体験になる」タイプです。

那須から少し足を伸ばした塩原温泉にも、子連れで条件を確かめておきたい宿があります。お風呂の時間割と送迎の有無が判断材料になる宿です。

参考文献
- 那須高原ペンションローレル 公式サイト(トップ/館内のご案内/赤ちゃん子供設備のご案内/料金のご案内/アクセス の各ページ・2026年8月8日確認)
※本記事の施設情報・料金は、上記の公式サイトに掲載されていた内容にもとづいています。公式サイトに記載のない項目については、推測せず「記載なし」と明示しました。最新の情報は公式サイトまたは宿への直接のお問い合わせでご確認ください。
